【DEEP Osaka Impact2025#04】逆転のベルト奪取! 嶋田が初回ダウンも角野の動きを封じて新王者に
<DEEPウェルター級選手権試合/5分3R>
嶋田伊吹(日本)
Def.5-0: 29-28.29-28.29-28.29-28.29-28.
角野晃平(日本)
サウスポーの角野が体を振って距離を詰める。嶋田は右に回って右インロー。角野の左フックをかわし、シングルレッグでドライブした。角野はニンジャチョークを潰され、体を起こすもシングルレッグで組まれたまま。嶋田が左右に揺さぶって崩していく。ウィザーで凌ぐ角野。嶋田はパンチで削り、再び角野の左足を取る。差し返した角野がボディにヒザを突き刺す。しかし体勢を入れ替えた嶋田が、ボディロックから崩してグラウンドへ。ハーフマウントまで移行するが、角野も立ち上がった。嶋田はボディロックでケージに押し込み、しつこくシングルレッグで組み続けるも角野が足を抜いて離れる。
角野は距離を取り、左ストレート、左ミドル。左を受けながらもダブルで組んでいく嶋田だが、潰されてボトムに。角野は立ち上がるも、嶋田が足をかけて倒してトップに回る。ケージに背中を着けた角野からマウントを奪取。すぐに角野はスタンドに戻り、ボディへのヒザからシングルレッグを切り続ける。残り10秒で離れた角野は、左でダウンを奪い、サッカーボールキックを見舞う。足にしがみつく嶋田の頭部に鉄槌を連打して初回を終えた。
2R、角野が左ストレートで先制する。蹴りの交錯から左ストレート、左ハイを伸ばすが、嶋田のシングルレッグで背中を着かされた。ハーフガードの角野を、左腕を枕にして押さえ込む嶋田。左わきを差し上げる角野を引きはがし、嶋田が右の鉄槌を落とす。角野はZハーフでパスを防ぐ。右オーバーフックからバックに回った嶋田が、バックマウントを整えた。右パウンドを連打し、右ヒジも落とす。角野も嶋田のリストを掴んでRNCには持ち込ませないが防戦一方に、嶋田が角野を仰向けにさせ、バックマウントで体を伸ばす。パンチで削り続ける嶋田。幾度もRNCを狙うも、ここは角野が凌いだ。
最終回、角野が右に回って距離を取る。嶋田の右ローに左ストレートを合わせる角野。ローの打ち合いから角野が左ストレートを当てた。しかしケージ中央で左を伸ばした時に足を滑らせてしまう。嶋田が頭を下げたところにヒザを突き上げた角野。続いて左→右を打ち込むが、その後が続かず。なおも左ストレートを当て、左ミドルをキャッチされるも突き放す。嶋田も組みつこうとするものの、力とスピードが落ちている。
ここで嶋田が下がってケージを背負った。角野が距離を詰める。すると嶋田がカウンターのダブルレッグでグラウンドに持ち込んだ。バックに回った嶋田は、角野の側頭部に右ヒジを突き刺す。マウント&バックマウントでコントロールする嶋田。角野が仰向けになるとマウントからバックマウントへ。角野がハーフに戻した。嶋田が肩パンチで、しがみつく角野を引きはがす。残り1分で角野がうつ伏せになると、嶋田がバックコントトールで潰し、正対した角野をボディロックでケージに押し込んで、尻もちを着かせて試合を終えた。
試合終了のゴングが打ち鳴らされた瞬間、嶋田が何か角野に言い放つ。直後、ケージの外に出て応援団のもとに向かう嶋田。ケージに戻り下された裁定は、5名のジャッジがいずれも嶋田の勝利を支持。嶋田が敵地・大阪でベルトを奪取した。嶋田はテレビ解説を務めていたストラッサー起一をケージに呼び込み、トラッシュトークを受けたあと、感謝を述べてケージをあとにした。