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【LFA217】TD&コントロール、細かいパンチから一転、足を止めての打ち合いでマッキーがノブレをKO

【写真】足を止めての打ち合いに、打ち勝った(C)LFA

<140ポンド契約/5分3R>
ミッチェル・マッキー(米国)
Def.2R3分02秒by TKO
ペドロ・ノブレ(ブラジル)

スティーブソンに続きミネソタ大レスリング部出身のマッキーが、メインのオクタゴンへ。2019年のオールアメリカン・レスラーは、フィニッシュできるドミネイターだ。まずダブルジャブを見せたマッキー。ノブレがローを蹴る。マッキーはワンツーの左フックを当てるが、逆に右フックを被弾する。直後に左フックを打ち返した。ノブレはワンツーから前蹴り。マッキーはダブルジャブを再び伸ばすが、右オーバーハンドを受けそうになる。

左ハイ後に右フックを打たれ、姿勢が乱れたマッキーが下になりハーフを取る。レッスルアップを嫌がり腫れようとしたノブレをマッキーが追いかけ、ダブルレッグでテイクダウンを決める。ハーフで抑えたマッキーは左エルボーを落とす。枕で圧を掛けつつ、左パンチ&エルボーを打ちつけるマッキー。時折り、スペースを創って勢いのある左を繰り出すと、残り30秒からボディ&顔面と振りかぶった右を連打。最後は立ち上がってラウンド終了を迎えた。

2R、ノブレが右前蹴り。マッキーは2度、左リードフックを空振りする。とノブレの右前蹴りが真正面から急所に入り、試合が中断される。再開後、右カーフを入れたノブレはマッキーのダブルレッグを切り、スタンドに戻ったところでスピニングバックエルボーを当てる。両手をマットについたマッキーだったが、態勢をすぐに立て直しダブルレッグ。これはをスプロールしたノブレだったが、続くダブルレッグからボディロックの前に倒されてクローズドガードを取る。

マッキーはワキ腹から顔面を殴り、腰を切ったノブレの腕十字を察知し手立ち上がる。追ってきたノブレをがぶってヒザを2発入れる。離れたノブレは右アッパーを契機に、両者が完全打撃モードに。ワンツーに続く左をテンプルに受けたノブレが、後ろ足を滑らせる。ここから足を止めての打ち合いとなり、左右のフックを続けるマッキーの左がノブレの顔面を捕らえる。この一発で頭からキャンバスに崩れたノブレに鉄槌の追撃を落としたマッキーは、デビューから連勝を10 に伸ばし6つ目のKO勝ちを手にした。

「世界でベストのジムで、野獣のようなチームメイトと練習しているからタフな相手がきても問題ない。フックの打ち合いになったけど、自分のパンチに、どれだけ威力があるかは分かっていた。だから、やってやろうと思ったよ」と話したミッキーは、凶弾に倒れたチャーリー・クラーク氏に言及し「タフな相手に勝った。UFCのショートノーティスでも、タイトルショットでも年内に戦いたい」とコメントを締めた。


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