【ONE FF124】インファイトからTD。パスの圧でミラルペスに反撃許さなかった黒澤亮平がONE初陣で快勝

2025.09.12

【写真】ミラスぺスの勢いに下がることなく、リーチアドバンテージを消すように距離を詰めていった勇気あるファイト(C)ONE

＜ストロー級(※56.7キロ)／5分3R＞
黒澤亮平（日本）
Def.3-0
ジェイソン・ミラルペス（フィリピン）

サウスポーのミラルペスが思い切り、左を振るう。黒澤は足を使ってカーフ、そして足を止めて拳の交換をする。左を伸ばすミラルペスのローに右を当てた黒澤がインローからボディを殴り、距離を詰めてパンチを振るう。

ミラルペスのリーチ・アドバンテージを無効化させる距離から黒澤は組んでヒザ蹴り、支えつり込み足でテイクダウンを奪う。そのままサイドで抑えた黒澤は、ハーフに戻されても再び足を抜きにかかり枕で抑える。フルガードに戻された刹那、パスからマウントを取った黒澤がパンチを連打。ミラルペスは足を戻して足関節狙いも、潰して3度目のパスを決める。

残り70秒、黒澤はヒジを落とし再びマウントへ。腰を押して、足を戻したミラルペスは予想以上に足がきき、寝技も対応してくる。それでも黒澤は勢いのあるパンチを落とし、クローズドガードの中で初回を終えた。

2R、インローをかわしたミラルペスが左ハイを狙う。踏み込んで右オーバーハンドの黒澤は、ミラルペスの距離でもパンチを見せダブルレッグを狙う。切ったミラルペスが前に出てインローから左。かわした黒澤はクリンチに持ち込み、両ワキを差すとヒザをボディに突き上げる。離れて、左に回る黒澤にミラルペスが左ハイ。

さらに左を入れたミラルペスが、飛び込んでヒザにボディに突き刺す。クリンチから離れた黒澤が右をヒット。直後にレベルチェンジし、ダブルレッグからマウントを奪う。すぐに足を戻したミラルペスに対し、黒澤は左足を抜いてハーフで抑える。ミラルペスはクローズドに戻す。腰を上げた黒澤は手首を撮られても噛みつきパスを仕掛け、右足を抜く。

さらに頭を抱えてクレイドルからパス狙いもレフェリーがノールディングの声をかける。黒澤は頭を放し、ガードの中に戻る。ミラルペスのオープンガードに立ち上がった黒澤は、蹴り上げを受けても絶妙の距離で立たせないまま2Rを戦い終えた。

最終回、黒澤がインロー。ミラルペスのローにダブルを合わせるが、ここは切られる。クリンチのミラルペスだが、体を入れ替えた黒澤が離れインローから右ハイ。左右のフックを見せてダブルが切られると、クリンチ&小外刈りテイクダウンを奪う。ワキ差しパス、マウントを取られても腰を押して足を戻すミラルペス。とはいえ寝技で攻勢になる場面は皆無だ。