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【UFC ESPN72】初回ダウン喫したアーセグが、ショートノーティス出場のオズボーンから逆転判定勝ち

<フライ級/5分3R>
スティーブ・アーセグ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
オーデ・オズボーン(米国)

アレックス・ペレス欠場→代役パク・ヒョンソンはご存じのように、平良達郎戦にスイッチ。結果、オズボーンが12日前のショートノーティスでアーセグ戦を受けた。−575のアーセグが、サウスポーのオズボーンに対して左右に回る。オズボーンは左ロー、サイドキック、そして右ローを続ける。右を入れたアーセグだが、ステップインにオズボーンの左ックを被弾する。サイドの関節蹴りを多用するオズボーンは、左を見せて右ストレートをヒット。アーセグは直後に組みを選択するが、オズボーンが離れる。アーセグは左フックで踏み込んだ刹那、右フックを被弾して前方に崩れる。シングルに出たアーセグを殴り続け、ヒザをついてもパンチを続けたオズボーンはケージに押し込まれても逆にテイクダウンを奪い、マウントからワンフックでバックグラブへ。

後転からスクランブルのアーセグは、小外掛けでテイクダウンを奪うとバックを取り、アゴの上から絞めていく。両足をフックしたアーセグに対し、オズボーンは胸を合わせてトップを奪取。アーセグは背中を預け、腰を抜いて立ち上がり時間に。初回はオズボーンが取った。

2R、左を伸ばすオズボーン。アーセグが右を返す。オズボーンは右&左のコンビ、アーセグは下がらず右を見せると組んでケージへ。初回の攻撃で攻め疲れか、動きが落ちたように見えたオズボーンだが差し返して体を入れ替える。残り2分45秒で両者が離れ、打撃の間合いに。アーセグがワンツー、ローにも左を合わせていく。さらに右ハイとリズムに乗ったアーセグが、再び右を当ててテイクダウンへ。切ったオズボーンは、回って離れる。オズボーンが右、アーセグが左とパンチが交錯。アーセグのシングルを切ったオズボーンが左オーバーハンド、下がって間合いを創ったアーセグが右のカウンターを狙う。ステップインでスリップしたアーセグだが、オズボーンはそこをつくことはできなかった。

最終回、ショートノーティス出場の影響か2Rになると明白に動きが落ちたオズボーンが、動きを戻すことができるか。頭を下げながら右を伸ばすアーセグ。オズボーンは左をカウンターで当てる。アーセグは右ハイを狙い。左リードフックを入れると軽くシングルを見せる。反応せざるを得ないオズボーンがワンツーを振るう。

動きは速いままだが、動く回数が減り、踏み込みが小さくなったオズボーンに対し、アーセグは近距離でパンチを交換した直後に、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。オズボーンはハーフガード、アーセグは左腕を差してアンダーフックを狙う。オズボーンもワキを締めて許さなかったが、意識が上半身にいきパスから直接マウント許してしまう。

バックに&フックに移行したアーセグは、ボディトライアングルもオズボーンが胸を合わせて立ち上がる。アーセグは頭を抱え大内刈りでテイクダウン。バックコントロールで殴り、RNCを狙いつつオズボーンの背中を伸ばす。オズボーンが上を向いて絞めを凌ぎ、アーセグが一発パウンドを落としたところでタイムアップに。初回を落としたアーセグが2&3Rを取り返し、3-0の判定勝ちを手にし「勝ったと思ったよ。2Rから取り戻せた。彼は凄く爆発力があるけど、少し動きが落ちると思っていた」と話した。


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