【UFC ESPN72】パンチと蹴りを混ぜたマツモトが右カーフを効かせてジョンズにスプリット判定で勝利
<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
マイルス・ジョンズ(米国)
マツモトが細かくスイッチし、サウスポーに構える。ジョンズは右ボディから左フックで前に出る。マツモトは左ミドルを蹴って、ジョンズがパンチで飛び込む。マツモトはオーソドックスから右ロー、ジョンズが右フックから前に出ると、マツモトはガードを上げて左フックを返す。再びジョンズが右フックアで前進。ここもマツモトが左フックを返す。ジョンズがマツモトのパンチにダブルレッグを合わせて豪快にテイクダウンを奪う。マツモトはケージに背中を預けて、右手をジョンズの首に回してギロチンへ。
マツモトはハーフからギロチンを狙いつつガードに戻し、ジョンズの頭が抜けるとケージに体を預けて立ち上がる。試合がスタンドに戻るとマツモトはガードを上げて右カーフを蹴る。ジョンズも細かいパンチで前に出ていくが、マツモトがブロックして左右のハイキックと右カーフを蹴る。ジョンズが大振りの右フック。マツモトが飛びヒザ蹴り、ジャブを細かく当てて右ロー、再び飛びヒザ蹴り。
これを空振りさせたジョンズがマツモトをケージに押し込み、離れ際に右ボディを打つ込む。マツモトが右ロー、両者の右ストレートが交錯し、ジャブの差し合いから、今度はマツモトがダブルレッグに入ってジョンズをケージへ押し込む。マツモトはボディロックで組みつつ右ヒジ、最後は離れて右ハイを蹴った。
2R、マツモトが左ハイと右カーフ。ジョンズがジャブから前に出て右フックにつなげる。マツモトはワンツーと右カーフ、サウスポーから左ハイ、ジョンズのパンチに右のテンカオを合わせる。じりじりと前に出るマツモトがパンチと右カーフ。ジョンズは右ストレートから左フックを返す。マツモトが組むとジョンズがマツモトをケージに押し込みつつ離れる。
ジョンズがジャブで前に出ると、マツモトは右ローと左右のミドル。ジョンズは距離を詰めてダーティボクシングに持ち込もうとするが、マツモトはすぐに離れる。マツモトはジャブからハイ・ミドル・ローを蹴り分け、思い切り右のヒザ蹴りで飛び込む。ここでジョンズが組みついてテイクダウンを狙うと、マツモトが右手をジョンズの首に巻いてギロチンへ。これを狙いつつグラウンドで上を取りながら殴る。ここはジョンズも立ち上がった。
試合がスタンドに戻ると、マツモトが右カーフ。ジョンズも右ストレートを伸ばすがクリーンヒットはない。マツモトはジョンズが左フックを打つと右ハイを蹴り返し、飛びヒザ蹴り。ジョンズはワンツーから左フック、マツモトの飛びヒザ蹴りをかわすと、組んでマツモトをケージまで押し込む。離れたマツモトはやはりパンチとミドルのコンビネーションで攻めた。
3R、マツモトの右カーフでジョンズの足が流れる。マツモトはジャブ・右ストレートを見せ、ジョンズのパンチをバックステップでかわす。マツモトは右カーフを蹴り返し、ジョンズのボディブローには右ストレートを狙う。距離が離れるとマツモトはパンチを振って右カーフを確実に当てる。ジョンズもワンツー・右ストレートを打つが、足のダメージからか下半身がついてこない。
マツモトはジャブを当てて右カーフ、左ミドル、飛びヒザ蹴り。自ら飛び込んで縦ヒジも狙う。その後もマツモトが足を使ってジャブから右ハイ、左ミドル。ジョンズがダブルレッグでテイクダウンするが、マツモトはケージに体を預けて立ち上がる。ジョンズはバックを狙いつつ足をかけて寝かせようとする。ジョンズはこれを繰り返すが、残り30秒を切ったところでマツモトが正対しながら立ち上がって離れる。マツモトが右カーフ、ジョンズにダブルレッグで組みついたところで試合終了となった。
判定は2-1と割れてマツモトが勝利。試合後は「マイルス・ジョンズは経験豊かなファイターで、本当に尊敬している。UFCは世界のベスト、僕はもっとやれる。ダナ・ホワイト、UFCブラジルで戦うチャンスを与えてくれ。すぐに準備をするから。僕はコンプリートファイターだ。ロブ・フォント、一週間でなくちゃんと準備期間をおいて戦おう。本当に僕の力を見せて、再戦したい」とフォントとのリマッチをアピールした。