【UFC ESPN72】ジャブ&カウンタで捌いたフィーリ。最終回にダメ押しのTD奪い、ロドリゲスを判定で下す
<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29.
クリスチャン・ロドリゲス(米国)
ロドリゲスが右ストレートを伸ばした。体を振りながら左を突くフィーリ。ロドリゲスの右カーフを受けてサウスポーにスイッチする。ロドリゲスが右→左→右と連打を繰り出すと、フィーリは最後の右に左フックを合わせた。フィーリの左をかいくぐり、クラウチングスタイルで中に入るロドリゲスがボディロックで組むも離れる。オーソドックスに戻したフィーリの左ジャブに、右カーフを合わせるロドリゲス。フィーリも左右ストレートでロドリゲスを中に入れさせない。
ロドリゲスはパンチがやや大振りに。左関節蹴りを受けながらフィーリが距離を詰める。インサイドから左フックを返したフィーリは、右カーフを打って中に入ってきたロドリゲスを、左のカウンターでフラつかせた。これが効いたか下がるロドリゲスをケージに詰め、右ハイを見せたフィーリ。ロドリゲスもケージ中央に戻るが、左カウンターを受けてしまう。ロドリゲスの右スピニングバックキックは空振り。フィーリが左でコントロールしながら右ローを当てる。ロドリゲスの左フックは空を切った。サウスポーにスイッチしたフィーリの左ミドルをキャッチしたロドリゲスが、シングルレッグでテイクダウンを奪い初回を終えている。
2R、フィーリが左ジャブを突き続ける。ロドリゲスの右オーバーハンドは届かず。フィーリのパンチを受けてヒザを着きながらもシングルレッグで組みつくロドリゲス。フィーリはケージまで下がってアームドラッグへ。ロドリゲスは離れるフィーリに右スピニングバックエルボーを繰り出した。ケージ中央に戻るとロドリゲスが右ハイ、左関節蹴りを放つ。至近距離のパンチの打ち合いではフィーリが上回る。
さらにフィーリが右カーフ。大振りのロドリゲスに対し、フィーリがインからパンチを当て、右カーフ、左ジャブでロドリゲスの勢いを止める。強引に組みつくロドリゲスだが、右腕を差し上げても手首を抑えられてしまう。離れると左ジャブを突くフィーリ。右ショートのカウンターを浴びせ、左ジャブから右ストレートを伸ばす。フィーリの右カーフ、左ジャブの前にロドリゲスは懐に飛び込むことができない。残り20秒、フィーリがニータップで組むも倒せず。無理せずラウンド終了のホーンを待った。
最終回、距離を詰めるロドリゲスをフィーリが左ジャブで捌く。シングルレッグからドライブしたロドリゲスは、ボディロックに切り替えた。ヒザで削っていくもフィーリが離れる。距離を取るフィーリに対し、右ハイなど長距離砲を狙うロドリゲス。しかしダブルレッグで背中を着かされてしまう。立ち上がるロドリゲスを、フィーリがバックコントロールからマットに叩きつけた。ロドリゲスはガードから背中を見せて立ち上がり、離れる。
ロドリゲスの右ハイをブロックしたフィーリが左ストレートを当てる。ロドリゲスは右スピニングバックキックを空振り。至近距離の打ち合いでは左右フック、右ヒジを繰り出すが、ダブルレッグで倒された。立ち上がったロドリゲスはケージに背中を着けながら正対する。しかし離れ際の右ヒジは読まれていたか空振りに。テイクダウンを防がれたフィーリは左ジャブを突き、ロドリゲスの回転技をかわして試合終了まで凌いだ。
フィーリが捌ききったかと思われたが、裁定はまさかのスプリットに。やはりヒットしていなくても前に出ただけで10-9をつけるジャッジがいるのか……。結果、フィーリでロドリゲスを下した。