【UFC ESPN72】ストレアレンコのTDを完全防御。フェルナンジスが左ミドルで制して2連敗からの3連勝に
<女子フライ級/5分3R>
ガブリエラ・フェルナンジス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)
サウスポーのフェルナンジスが右に回る。ストレアレンコが左ジャブ、左ローを放つと、フェルナンジスも右に動く。ならばと右ハイを見せるストレアレンコ。フェルナンジスにケージを背負わせ、ニータップで飛び込むもこれは切られる。フェルナンジスは左右にサークリングしながらワンツーを放っていく。ストレアレンコがボディへ左ジャブ、顔面に右ストレートを伸ばす。プレスをかけられているフェルナンジスの手数は少ない。
フェルナンジスが完全にケージを背負うと、ストレアレンコがボディロックで押し込むもテイクダウンはできず。離れたフェルナンジスはケージ中央を取り、左ロー、左ハイ、左ミドルと蹴りを散らす。さらにフェルナンジスが左ミドルを追加すると、ストレアレンコの体がくの字に曲がった。距離を取るストレアレンコに俄然、フェルナンジスが左ミドル、左ストレートとボディ攻撃で襲いかかっていった。
2R、ストレアレンコが左手を前に出して距離を詰めていく。フェルナンジスの左ストレートをかわし、シングルレッグで組みつくストレアレンコ。しかしフェルナンジスが右オバーフック、さらに右腕を差し上げた。ストレアレンコは離れ際に右ヒジを放つも当たらず。離れたストレアレンコの左目付近から大量の出血が見られる。フェルナンジスが左ハイ、左ボディストレート。中に入ってくるストレアレンコを右ジャブで捌いたあと、スイッチも見せるように。
ストレアレンコの右が空を切り、フェルナンジスの左ミドルがボディを捕らえる。ストレアレンコの右ストレートをバックステップでかわしたフェルナンジスは、ケージ中央を取って左ミドルを当てた。遠い距離からシングルレッグで飛び込むストレアレンコ。ケージに押し込まれながらもフェルナンジスが左腕を差し上げて離れる。左ストレートを見せたあと、左ハイをヒットさせるフェルナンジス。残り30秒でストレアレンコもパンチで攻め込むが、フェルナンジスがしっかりと距離を保ち、左の蹴りを上下に散らした。
最終回、ストレアレンコが左ジャブを突き、右に繋げる。しかしフェルナンジスが右に回って距離を取る。ケージ中央に戻ると、フェルナンジスの右ジャブがストレアレンコの顔面を捕らえ、ストレアレンコのシングルレッグもかわした。回るフェルナンジスをストレアレンコが追う。ボディロックで組んだストレアレンコがドライブするも、フェルナンジスが差し返した。フェルナンジスが首相撲からヒザを突き上げると、ストレアレンコも離れた。逃げ切り体勢に入ったフェルナンジスに対し、ストレアレンコのヒジ、パンチは届かず。残り1分でワンツー、左ミドルを繰り出すフェルナンジスだが攻め込まないまま試合を終えた。
裁定はフェルナンジスがユナニマス判定勝ち。フェルナンジスは2023年のUFCデビューから2連敗を喫していたものの、2024年から3連勝中だ。