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【Breakhtrough Combat03】メネギンに快勝、神龍誠「MMAをやっていて僕から取れる人はいないだろう」

【写真】メネギンに三角を取らせなかった。これは凄まじいことではないだろうか (C)MMAPLANET

26日(水)に開催されたBreakthrough Combat03でProgressに出場し、エリック・メネギンに勝利した神龍誠。
Text by Manabu Takashima

ボディクラッチが禁じられたProgressで、三角絞めの名手メネギンのガードの中にステイしトップPを守り切った。この勝利は、MMAファイターが同ルールで柔術家と戦うという点において、しっかりと意味のある試合となった。

プログラップリング公式戦初挑戦を勝利で終えた神龍に、メネギン戦を振り返ってもらった。


――今夜は試合後のジュースはピーチ系ですか(笑)。

「ハイ(笑)」

──これも炭酸系で?

「これも炭酸です。やっぱり試合後は炭酸が飲みたくなります」

──ファンタでなくても(笑)。

「自動販売機がなくて、ファンタが買えなかったんです。ファンタの方が好きなんですけど(笑)」

──エリック・メネギン選手、国内トップ柔術家と無観客で入場から過去にないような大会で戦いました。どのように感じましたか。

「めっちゃ良い経験になりました。グラップリングって緊張するのかと思っていたところもあるんですけど、ちゃんと試合でしたね」

──というと?

「相手はトップ柔術家で、MMAでないから仕方ないとか言い訳がいくらでもできるじゃないですか。でも、負けたくないっていう気持ちで言い訳をしない勝負ができました」

──ProgressでMMAファイターが柔術家と戦って、トップポイントが入った後をガードのなかに収まって勝利した最初の選手になりました。

「対処は自信になりましたね。普通にMMAをやっていて僕から取れる人はいないだろうなっていう自信になったし、より打撃とレスリングの強化に時間が使える。そういう自信にもなりました」

──負けたくない戦いの上で、ガードの中にいた。MMAなら殴れる。それこそMMAの強化につながるProgress挑戦だったように感じました。

「そうですね。身体能力、嗅覚という部分が今まで以上に自信がつきました。この経験はMMAに生きます。さっきも言いましたけど、自分の寝技は極められることはないという自信を持てるようになりましたし。もう一歩、ここから踏みこめる。MMAの試合で柔術黒帯のトップ選手と戦っても、俺なら取られない。じゃあ、もっとパウンドに行こうみたいな。自自信がつくと戦い方も違ってくるじゃないですか。もっともっとアグレッシブに行けるようになったんじゃないかと思います」

──最後にパスの圧をかけ、足を一本に抜いてメネギン選手を諦めさせた。米国のMMAファイターがグラップリングに出て、グラップラーに勝つ時のような試合展開でした。

「極めにも行きたかったです。でも、最後までなかなか行かせてくれないというか。グラップリングのことはそれほど知らないんですけど、行ったらやられるという嗅覚はあるので」

──MMAに役立つ実戦として、引き続きProgressルールで戦うことがあるのでしょうか。

「ハイ。そう思っています。今年は本当にいろいろなことに挑戦したい。今月も海外でMMAを話もあったし、今回の試合も収穫があったのでまたやりたいです」

──そこも楽しみですし、RIZINフライ級での活躍も期待しています。次にMMAを戦うタイミングは、いつぐらいだと考えていますか。

「5月ぐらいですかね。まだ分からないですけど、そこぐらいでやりたいです。とにかく、なんでも試合をしたいです。2カ月に1回ぐらい試合をしたいです」

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