【Breakthrough Combat03】抜群の危機察知能力とトップキープ、神龍がメネギンをポイントで下す
【写真】メネギンのガードからの仕掛けにもすぐに反応・対応し、トップキープし続けた神龍がProgressデビュー戦を勝利した(C)MMAPLANET
<Progress60キロ契約/5分2R>
神龍誠(日本)
Def.4-1
エリック・メネギン(ブラジル)
メネギンが引き込もうとすると神龍は距離を取る。メネギンは3度目の引き込みでフックガードを取ると、神龍がトップキープして2ポイントを先取する。メネギンはクローズドガードに入れて神龍の両手首を持ってコントロールし、右腕を差して肩固めのようなクラッチを組む。神龍はそれを外してトップキープすると、右手をメネギンの背中越しに回してメネギンの右腕をフックする。
メネギンはその腕を外してヒップスローからバックを狙いつつ、神龍が正対すると腕十字を仕掛け、神龍はインサイドガードに収まる。メネギンは三角絞めを狙いながら、神龍の左足をすくいに行く。さらにメネギンは神龍の右腕も狙いにいくが、神龍が立ち上がる。ここでメネギンも立ち上がり、メネギンが1ポイントを返す形でラウンド終了となった。
2R、メネギンがすぐに座って引き込み、神龍が2ポイントを取る形でメネギンがクローズドガードに入れる。一度立ち上がった神龍に対し、メネギンはバタフライガードを取る。メネギンが神龍の両腕をかんぬきに捉えると、神龍は立ち上がって再びメネギンのガードに入る。メネギンはバタフライガードで神龍の身体を浮かせるが神龍はバランスがよくトップキーウする。
ここでメネギンがヒップスローから三角絞めへ。両足をクラッチするが、神龍の背筋を伸ばしてディフェンス→メネギンの足のクラッチを外して立ち上がる。仕切り直しでメネギンのガードに収まる神龍は右腕で腰を抱えてトップキープする。メネギンは右足をすくうが神龍も対応して正対する。神龍はメネギンの下からの仕掛けをディフェンスしてトップキープを続けつつ、立ち上がる。
メネギンがバタフライガードを取ると、神龍は腰を押して距離を取りつつ、ここも立ち上がる。残り30秒、神龍が立った状態からパスを仕掛け、メネギンの左足を抜いてハーフガードで抑え込み、パスを狙ったところで試合終了。神龍がメネギンの2度の引き込みでポイントを重ね、メネギンのガードからの攻めを潰して勝利を呼び込んだ。
試合後、神龍は「面白い試合ができなかったです。(メネギンは)柔術のトップで上手かったし、これ以上行きすぎると(一本)取られる感覚でした。それでも自分が(一本)取らなくちゃいけないのにダメでしたね」と試合を振り返りつつ「打撃はめっちゃ強化しているので、寝技もしっかり強くなって、RIZINのフライ級トーナメント優勝します」と今後の目標を語った。