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【ONE FN25】マラチェフが動くマスンヤネのボディを狙い、3RにTDに成功。ランカー対決を判定で制す

【写真】マラチェフの鋭い前蹴りがマスンヤネのボディに突き刺さった(C)ONE

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
マンスール・マラチェフ(ロシア)
Def.3-0
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)

サウスポーに構えるマスンヤネ。マラチェフはスピニングバックキックを顔とボディに蹴り分け、スピニングバックフィストも放つ。マスンヤネはスイッチと前後のステップを繰り返し、テイクダウンを見せつつ、左ストレートを放つ。マラチェフは上体を低くして右フックのカウンター狙いつつ、距離が詰まるとマスンヤネが首相撲からヒザ蹴り。

マラチェフのテイクダウンを切ると、左腕を差してマラチェフをロープに押し込む。マラチェフは手首を持って、マスンヤネに腕をクラッチさせない。マスンヤネは首相撲からヒザ蹴りを突き上げ、距離が離れると小刻みなステップから左ストレートを当てる。

さらに組みの攻防になるとマスンヤネはマラチェフの脇をくぐってバックにつくが、マラチェフも両足をフックさせずに前に落とすようにして立ち上がる。試合がスタンドに戻ると、マスンヤネが左ストレートとヒジで前進。マラチェフも右を返し、マスンヤネに組まれると、今度はマラチェフがマスンヤネにバックを狙う。マスンヤネが正対してラウンド終了となった。

2R、マラチェフはジャブと右ミドル、左でマスンヤネの首を掴んで右アッパー、右ストレートを当てる。マスンヤネは右フックから飛び込んで左の前蹴り。そのままパンチで出ていく。マラチェフも左フックを合わせつつ右の三日月蹴り、右フックを当てる。

マスンヤネはテンポを落とさず前に出るが、マラチェフは右の前蹴りをボディに突き刺し、左ボディにもつなげる。ここでマスンヤネはマラチェフをコーナーに押し込むが、マラチェフは離れる。スタンドではマラチェフがジャブと左フック、組みつくマスンヤネをコーナーに押し込む。

ここでマスンヤネも態勢を入れ替え、左腕を差してコーナーに押し込み、右手でパンチを入れる。ここからマスンヤネはマラチェフの右足にシングルレッグに入りつつ、テイクダウンを狙うがマラチェフは倒れない。距離が離れるとマラチェフはスピニングバックキック。マスンヤネが右から前に出る。マラチェフはワンツー、右カーフ。マスンヤネが右から左フックにつなげる。

3R、マスンヤネはサウスポーに構えてインロー。そのまま距離を詰めて組み付き、左腕を差してコーナーに押し込む。マスンヤネは右手でパンチを入れつつヒザ蹴りを入れる。離れたマラチェフはジャブと右の前蹴り、スピニングバックフィストを見せる。

マスンヤネは歩くような左フックを当て、首相撲になるとヒザ蹴りを入れて、マラチェフのテイクダウンを切ってがぶる。ここはマラチェフが体を起こすが、そのままマスンヤネが左腕を差してコーナーに押し込む。マスンヤネは細かくパンチを入れて、離れ際に左ハイキックを蹴る。

試合がスタンドに戻るとマラチェフのスピニングバックフィストを見せ、パンチで前に出てテイクダウンを奪う。マラチェフがハーフガードでトップキープし、マスンヤネは背中を見せて立ち上がる。そこからスクランブルの攻防になり、マスンヤネが上のポジションを取ろうとしたところで試合終了となった。ステップと手数の多さ、テイクダウンを仕掛け続けたマスンヤネ。それをディフェンスして蹴りを効かせたマラチェフ。判定はマラチェフに軍配が上がった。


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