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【Bellator CS2024#04】蹴りに右を合わせるシャブリーを、王者ウスマンが捌き続け判定勝ちでベルト防衛

【写真】ベルト防衛のウスマンを従兄弟の元UFC世界王者ヌルマゴが担いだ(C)PFL

<Bellator世界ライト級選手権試合/5分5R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.3-0:50-45.49-46.49-46.
アレクサンデル・シャブリー(ロシア)

サウスポーのウスマンが右ジャブから左ハイを繰り出す。シャブリーはウスマンの左ローに右ストレートを合わせた。ウスマンが左テンカオを繰り出すと、シャブリーが受け止めるように組みついた。すぐに離れるウスマン。スイッチしながらプレスをかけるウスマンだが、右スピニングバックキックはシャブリーに読まれてしまう。シャブリーはウスマンのニータップを切る。シャブリーの右を貰いながらも組みついたウスマンが、ボディロックからグラウンドに持ち込み、すぐさまバックへ。しかしシャブリーが前に振り落とすと、ウスマンもスタンドに戻った。

中間距離ではウスマンの仕掛けが多いものの、シャブリーの右も顔面を捉えている。シャブリーがウスマンの左関節蹴りに右ストレートを狙う。さらに右ボディストレートへ。残り20秒でウスマンはニータップを狙ったが、これを切ったシャブリーが右の圧力をかけていった。

2R、ウスマンは下がりながらスイッチする。初回と異なり、距離を取るウスマンは蹴りを上下に散らす。シャブリーは打ち終わりに左フックを狙った。ウスマンが右スピニングバックキックの体勢に入った瞬間、シャブリーは上から覆いかぶさるように組むも、ここはウスマンが離れた。しかしウスマンがシャブリーのパンチをかいくぐって組みつくが、ここはテイクダウンに持ち込めず。シャブリーの右カーフ、右ストレートが当たる。さらにウスマンの左テンカオに右を合わせた。

ウスマンはシャブリーにケージを背負わせ、右ストレートからレベルチェンジで、ダブルレッグで組んだ。シャブリーが差し返すとウスマンも離れる。関節蹴りを放ったところでウスマンも体勢を崩す。ラウンド終了直前、ウスマンが飛び込むために頭を下げると、シャブリーが右ストレートを打ち下した。

3R、シャブリーがプレスを掛ける。ウスマンはボディへの蹴り、ローを散らす。ウスマンがローを連打してシャブリーも中に入れない。見合う展開が多く、会場からはブーイングも聞かれるように。互いにジャブ、前蹴り、ローでけん制し合う。残り1分20秒で、ウスマンがシングルレッグで組みつくも、シャブリーがカットした。シャブリーはウスマンの右関節蹴りに右ストレートを合わせる。シャブリーのパンチをかわしたウスマンが組みつくも、ここも倒すことはできず。ラウンド終了間際にシャブリーがボディロックで組んだが、すぐにウスマンも立ち上がった。

4R、プレスを掛けるウスマンに、シャブリーが右ストレートを突き刺す。ウスマンが下がり、蹴りを散らす。シャブリーの右をかわしたウスマンがボディロックで飛び込むも、これはシャブリーがかわした。組みに来るウスマンに対し、シャブリーが左ヒザから左手を伸ばすと、アイポークが発生したとウスマンがアピールする。試合は中断されたが、ウスマンがすぐに再開に応じる。

ジャブと蹴りによる神経戦が展開されるなか、ウスマンの左ミドルにシャブリーが右ローを返す。残り2分、四つで組んだが両者すぐに離れた。ウスマンの左ハイがシャブリーのアゴを捉える。すぐさま距離を詰めて左ミドルを放ったウスマンに対し、シャブリーがニータップで入るも、ウスマンがガブってトップへ。ハーフガードのシャブリーがフックガードに戻した。ウスマンはトップから左右のヒジを落とす。シャブリーのヒールフックをかわしたウスマンに対し、シャブリーは右腕を差し上げて起き上がるも、ケージに押し込まれてラウンドを終えた。

最終回、シャブリーが前に出るとウスマンが距離をつくる。シャブリーは左ミドル、ウスマンが左フックを返した。どんどんシャブリーが距離を詰めていくが、ケージまで詰め切ることはできない。ウスマンの右前蹴りを払いながら右ストレートを突くシャブリー。ウスマンはニータップで飛び込むも、切られてバランスを崩した。

逃げ切りの体勢に入ったのか、ウスマンがシャブリーの前進を捌き続ける。ャブリーがウスマンの右サイドキックをニータップで捕らえようとするも、かわされてしまった。残り40秒で組みついたウスマンがシングルレッグからドライブする。シャブリーに切られると、試合終了まで捌き続けた。

裁定は1人のジャッジがフルマークをつけるユナニマス判定で、王者ウスマンがベルト防衛に成功。試合後はヌルマゴが先にインタビューに答えていた。


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