【Shooto2024#05】最終回を抑えた椿が、たておにスプリット勝利も「これじゃ王者の名前を出せません」
【写真】椿本人も語っているとおり、ベルトに挑むためにはもっと差を見せたかったところだが……(C)MATSUNAO KOKUBO
<フェザー級/5分3R>
椿飛鳥(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
たてお(日本)
椿が飛び出すと、たておが左ジャブを突く。互いに前後の出入りを見せるなか、椿が関節蹴りを繰り出す。たておが距離を詰めると、椿が左ジャブで止める。たておが組みつき、首相撲でケージに押し込んだ。たておは右腕を差し上げる。首相撲で崩した椿だが尻もちを着いてしまう。立ち上がった椿は、距離を詰めてくるたておに右を浴びせた。
たておが椿の左サイドキックをキャッチしてドライブする。左オーバーフックから崩した椿が離れた。たておが左右のローから組んだ。押し返した椿が右を伸ばす。たておが組んでくると、椿がケージに押し込んだ。押し返されるも、首相撲で体勢を入れ替えてヒジを浴びせる椿。左腕を差し入れた椿。たておが離れる。残り10秒で椿が右を当てた。
2R、椿がサークリングから左ジャブと右カーフを当てる。たておが距離を詰めると椿が右ストレートでアゴを跳ね上げた。たておにケージへ押し込まれても、すぐに椿が離れる。たておの右ストレートは届かず。椿の右ローをキャッチし、蹴り足をすくってグラウンドに持ち込んだ。
たておはバックに回り、バックマウントを奪取して右腕を椿の首に絡める。反転した椿の左腕を取り、たておが十字を狙う。腕を抜いてトップに回った椿が立ち上がる。スタンドに戻ると、たておには疲労が見られる。首相撲から右を打ち込む椿。右を伸ばしながら足をかけにいったが、ここは倒せず。たておもダブルレッグで入るも、グラウンドに持ち込むことはできなかった。たておの右ローに、椿が右ボディストレートを合わせた。たておは椿のバックを奪い、ラウンドを終えた。
最終回、左ジャブの付き合いから椿が右を伸ばす。首相撲で押し込む椿だが押し返された。離れ際に椿が右を当てる。たておが打ち合いからバックに回り、クルスフィックスへ。さらにバックマウントからRNCを狙う。
足のロックを解除して反転した椿は、たておがマウントを狙うと立ち上がり、逆にグラウンドでバックを奪取する。四の字フックで左腕を首に回す。たておに右手を掛かられている椿はパンチで削るが、たておのディフェンスを崩せず。ラウンド終了間際にはツイスターを狙い、試合を終えた。
スプリットで判定勝ちを収めた椿は、「チャンピオンの名前を出したかったけど、これじゃ出せません。また次、頑張ります」とだけ。中継の解説を務めている世界王者SASUKEは、「これで(名前を)出されたらキレますよ」と厳しい言葉を投げかけた。