【Pancrase341】まさに激闘!1Rに右でダウンを奪った井村、田嶋の猛攻を振り切って判定勝利
【写真】井村は右ストレートでダウンを奪い、それ以降は組みで激闘を制した(C)MMAPLANET
<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
田嶋椋(日本)
井村が右ロー、田嶋もジャブと右カーフキック。井村もジャブ・左フックから右ローを蹴り、田嶋のジャブに右をかぶせる。田嶋が細かくジャブを突くが、井村は右ローを蹴ってジャブから右ストレート。この一発でダウンを奪い、そのままトップポジションをとってギロチンへ。
田嶋はフックガードで上のポジションを取って立ち上がる。井村がシングルレッグに入ると田嶋は鉄槌とヒジ。井村はしつこく組んでバックを狙いつつ、四つ組みから足をかけてテイクダウン。田嶋もすぐに体を浮かせて立ち上がり、井村がそのまま組み続けてケージに押し込む。ダブルレッグにも入りつつ、距離を取ってパンチを入れてギロチンへ。田嶋は脇をくぐるようにして距離を取る。
田嶋がジャブと右カーフ、井村が右ストレートを合わせる。井村はジャブ・左フックから右フックで前進し、田嶋は右カーフと右ストレートを返す。井村はワンツーと左フック、右フックから両差しで組んで田嶋に押し込むが離れる。10-9で井村。
2R、お互いに右ローを蹴り合う。井村はシングルレッグで組んで田嶋をケージに押し込む。尻餅をつかされる田嶋だが、腕を一本差してケージを背にして立ち上がる。井村も再び田嶋に尻餅をつかせ、両足を束ねて寝かせようとするが、田嶋はコツコツと殴る。井村は両足を引いて田嶋を寝かせようとするが、田嶋もケージまで移動して立ち上がる。
田嶋が右カーフを連発。井村は田嶋のジャブに右をかぶせる。井村はダウンを奪った右を見せるが、大振りで空振りが目立つ。それでも前に出る井村がダブルレッグで組みついてケージへ。田嶋は先ほどと同じように尻餅をついたまま、ケージに背中にあずけてヒジを入れる。ここから田嶋が両差しで立ち上がると、田嶋が右ストレート。井村も左右のフックを当てて打ち合う。このラウンドもジャッジ3名が10-9で井村のラウンドとした。
3R、井村がジャブ・左フックから右につなげて前に出る。田嶋は右ストレートをコンパクトに当て、井村がシングルレッグで組むが倒れない。田嶋はクリンチアッパーを突き上げ、組んでくる井村にヒザ蹴り。井村がダブルレッグで田嶋をケージに押し込むが、田嶋はそれをスプロールしながらヒジを連打。井村の後方に押し倒すようにトップポジションを取るが、田嶋は足関節を狙って立ち上がる。
田嶋はジャブから右ストレート、井村も右を返して前に出てダブルレッグへ。田嶋は井村の頭を潰してパンチとヒジ。井村もしつこく組み付続けるが、田嶋は立ち上がってワンツーと左フック、クリンチアッパー、右ストレートと猛攻。井村のダブルレッグを潰してマウントからパンチを落とす。
井村もすぐに体を起こして組みつき、必死にケージに押し込む。田嶋のパンチもらいながらも、井村は組み続けてスタンドでバックにつく。ここで試合終了となり、井村が田嶋とのタフファイトを制した。試合後、井村は「こんにちは。すいません。出直します」とだけ言い残し、ケージを降りた。