【Pancrase341】2Rに松本をストップ寸前に追い込んだ天弥が、最終回をキッチリ抑えて判定勝ち
【写真】レフェリーストップ寸前の猛攻 (C)MMAPLANET
<ライト級/5分3R>
天弥(日本)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27.
松本光史(日本)
開始早々、距離を詰めた天弥がパンチを振るう。サウスポーからオーソドックスにスイッチした天弥は、バックステップで松本のパンチをかわし、自身の右ストレートを叩き込む。松本のニータップをカットした天弥が右ヒジ、左右のパンチを放っていく。サウスポーにスイッチした天弥の顔面を、松本の右が捕らえた。右前蹴りからサウスポーに、左前蹴りからオーソドックスにスイッチする天弥が松本にケージを背負わせ、ラッシュをしかける。しかし致命傷をもらわない松本がケージ際から脱出する。
天弥は前進を止めず、ヒザ蹴り、右ストレートを当てていく。組んだ天弥が松本をケージに押し込むと、松本は首相撲に持ち込む。しかし天弥はパンチとヒジで引きはがした。松本が左ジャブを突も、ケージを背負わされて脱出する。再び天弥が松本をケージに押し込んだ。左腕を差し入れてクラッチした松本。展開がなくブレイクされ、再開直後に松本が右を浴びせる。続けて松本の手数が増え、距離を詰めてくる天弥にカウンターでパンチを浴びせていった。
初回はジャッジ3名が天弥に10-9をつけている。
2R、天弥が右カーフキックを蹴る。松本も右ローを返し、右フックを振ってから頭を振って左ジャブを突く。ケージ中央に戻ると、天弥が右カーフを効かせた。松本の動きが止まると右ストレート、右バックハンドなど連打を繰り出す。松本の右をかわした天弥が左ボディを突き刺した。互いに早いストレートを伸ばす。天弥は右カーフを連打していく。天弥の左ジャブが顔面を捉え、松本は鼻筋から出血が見られる。天弥の右カーフをすくった松本が右を当てた。さらに松本が左を当てるも、続く右はブロックされてしまう。
天弥の右前蹴りがローブローとなり、残り2分の段階で松本に休憩が与えられる。ここで松本の出血にドクターチェックが入った。再開後も天弥は右カーフを蹴る。さらに右ストレートから松本をケージに詰め、アッパー、フックと乱れ撃ちを見せる天弥。松本も腰を落としたが耐える。さらに左右ヒジも織り交ぜた連打から、右アッパーもクリーンヒットする。ケージを背負い、四つで組んだ松本の足をダブルレッグですくった天弥が、バックマウント&マウントでパンチとヒジを連打。松本もラウンド終了まで耐えた。
2Rはジャッジ2名が10-8、1名が10-9で天弥のラウンドとした。
最終回は天弥がサークリングしながら右カーフを蹴る。2R終盤の猛攻で疲労が残っているのか、ペースを落とした天弥だが右スピニングバックフィストを振るう。松本の右をパーリングした天弥が、逆に右を見せた。二段蹴りで松本を下がらせると、ガードを固めてジャブを突く。
すでにポイント差があるために、天弥は流しに入ったか。天弥の右カーフを受けた松本がワンツーで前に出ると、天弥も押し返す。ケージ中央で左ジャブから右ヒジを当てた天弥。松本は逆転できる攻撃を見せることができない。残り1分で松本をケージに押し込んだ天弥は、そのまま尻もちを着かせた。さらに背中を着かせてパスを狙いながらヒジを落とす。そしてバックマウントから、四の字フックで固めてパンチを浴びせて試合を終えた。
判定はフルマーク、2名が4ポイント差をつけて天弥が勝利した。