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【UFC299】シーソーゲームはドゥリーニョのバックマウントから回転して逃れたマダレナがヒジ連打でKO

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)
Def.3R3分43秒 by TKO
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)

ドゥリーニョがスイッチしながら距離を取る。サウスポーに構えたマダレナに、ドゥリーニョが右ローを当てた。マダレナは右ジャブを突く。ドゥリーニョの右ミドルをブロックしたマダレナが左ストレートをヒット。しかしシングルレッグで組んだドゥリーニョがグラウンドに持ち込み、バックを狙う。ドゥリーニョは立ち上がったマダレナをケージに押し込んだ。右腕を差し上げるドゥリーニョが、マダレナの足を触りながら揺さぶる。マダレナが左オーバーフックから投げ、立ち上がるドゥリーニョの顔面を蹴りで狙った。

スタンドに戻ると、ドゥリーニョの顔面をマダレナのストレートが襲う。ドゥリーニョはサークリングしながら右ミドル、右フックに繋げる。ドゥリーニョとの距離をスイッチしながら保つマダレナは、サウスポースタンスから左ストレート、左ボディとパンチを上下に散らしていく。ドゥリーニョはマダレナの上下の打ち分けに対応できない。ニータップをかわされたドゥリーニョは、ボディブローを受ける。距離を詰めてきたドゥリーニョの顔面に、マダレナがカウンターで右フックを打ち込んだ。しかし残り10秒でドゥリーニョがニータップでテイクダウンし、パウンドを浴びせていった。

2R、マダレナはサウスポーに構える。右ジャブから左ボディストレートを放ち、左ハイでドゥリーニョにケージを背負わせる。ステップを使いケージ際から脱するドゥリーニョだが、すぐにケージを背負わされてしまう。シングルレッグで組んだドゥリーニョは、マダレナの首を抑えるがマダレナもスイープから立ち上がった。離れたドゥリーニョを追うマダレナ。ドゥリーニョはマダレナの右アッパーに右ヒジを合わせた。

マダレナは一度下がったあと、ジャブを突いてドゥリーニョを追い詰めていく。ドゥリーニョは右フックを当てたが、マダレナのボディ→顔面へのコンビネーションを受けて下がってしまう。マダレナのパンチに対し体を背けて下がるドゥリーニョだが、右を当ててからシングルレッグで一瞬マダレナに背中を着かせた。スクランブルに持ち込むマダレナの足をすくってトップをキープする。マダレナの三角絞めをかわし、バックに回ったドゥリーニョ四の字で固めた。

最終回、マダレナが左右のローを散らし、右クロスを当てる。下がるドゥリーニョは右ハイを狙いが、ブロックしたマダレナがパンチで襲いかかる。グラついたドゥリーニョはダブルレッグからドライブした。マダレナはスイッチで返しきれず。ドゥリーニョがボディロックで揺さぶり、マダレナに尻もちを着かせた。左手をマットに着いて立ち上がろうと試みるマダレナだが、ドゥリーニョにバックコントロールを許す。左足を差し入れたドゥリーニョがRNCを狙う。ここでマダレナが回転して立ち上がる。スタンドに戻りテイクダウンを狙ったドゥリーニョの顔面に、マダレナの右ヒザがカウンターで突き刺さった。ドゥリーニョはこの一撃でケージ中央に向かって倒れた、マダレナがパウンドと右ヒジの連打でレフェリーストップを呼び込んだ。

KO勝利を収めたマダレナは、試合後のインタビューでシャクハト・ラクモノフの名前を挙げた。


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