【UFN256】計量終了 ドゥリーニョ✕モラレス。タフ過ぎる新旧戦。パク・ヒョンソンもようやく再起戦
【写真】新陳代謝が目的、そんなタフファイトに勝利しないと実績十分のベテランの居場所がなくなる。世界最高峰の厳しさだ(C)Zuffa/UFC
17日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN256:UFN on ESPN+114「Burns vs Morales」の計量が16日(金・同)に行われている。
text by Manabu Takashima
約2カ月振りのESPN+大会のメインはウェルター級の5回戦ジルベルト・ドゥリーニョ・バーンズに、エクアドルのアルティメット・スパイディ=マイケル・モラレスが挑む一戦だ。
柔術家としてグラウンドの絶対的な能力を維持し、キックボクサーのような打撃を使いこなすことでウェルター級のトップ戦線で活躍し続けてきたドゥリーニョも今年の7月に39歳を迎える。勝ち星も2年以上遠ざかり、現在はベラル・モハメッド、JMDという前・現世界王者に加え、ショーン・ブレディという強豪相手に3連敗中だ。
対してエクアドル出身、現在はメキシコのティファナを拠点に置くモラレスは25歳でキャリア17勝で無敗のヤングブラッドだ。12連勝後にコンテンダーシリーズに出場して世界最高峰へ。オクタゴンでも4連勝中で、ジェイク・マシューズに続き、ニール・マグニーを撃破している。
母国エクアドルでレスリングとムエタイで国内トップとして活躍し、MMAに転じた。長いリーチを打撃と組みの両面で最大活用し、距離を詰めてのパンチ&誘っておいてのカウンター共に抜群の当て勘を誇る。打撃を効かせて、豪快なグレコの投げ技を決めるなどスター性も高い。
ドゥリーニョにとって、前に出るストラキングが仇となりかねないモラレスとのマッチアップ。実に厳しい、さすがUFCといえる新旧対決だ。
また第2試合ではヒザの負傷からの復帰戦が対戦相手ニャムジャルガル・トウメンデムベレルの減量失敗で流れたパク・ヒョンソンが、カーロス・ヘルナンデスと戦う。ヘルナンデスはUFCで3勝3敗、うち2つの敗北を平良達郎、鶴屋怜に喫している。年齢では両者を上回るパク・ヒョンソンにとって、今後のキャリアップにフィニッシュもしくは圧倒的な支配が不可欠の一戦となる。
■視聴方法(予定)
5月18日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時45分~U-NEXT
■UFN256計量結果
<ウェルター級/5分5R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ: 170ポンド(77.11キロ)
マイケル・モラレス: 170.5ポンド(77.34キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
ポール・クレイグ: 205ポンド(92.99キロ)
ホドルフォ・ベラート: 205.5ポンド(93.21キロ)
<ライト級/5分3R>
ソディック・ユースウ: 155.5ポンド(70.53キロ)
マイロン・サントス: 155.5ポンド(70.53キロ)
<ミドル級/5分3R>
ヌルスルタン・ルジボエフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ダスティン・ストーツフス: 185.5ポンド(84.14キロ)
<フェザー級/5分3R>
ジュリアン・エロサ: 145ポンド(65.77キロ)
メルキザエル・コスタ: 145ポンド(65.77キロ)
<ライト級/5分3R>
マテウス・カミーロ: 155ポンド(70.31キロ)
ゲイブ・グリーン: 154.5ポンド(70.08キロ)
<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン(70.76キロ)
チアゴ・モイゼス: 155.5ポンド(70.53キロ)
<フェザー級/5分3R>
コナー・マシューズ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ヤディエル・デルヴァリエ: 145ポンド(65.77キロ)
<女子バンタム級/5分3R>
ルアナ・サントス: 136ポンド(61.69キロ)
タイナラ・リスボア: 135.5ポンド(61.46キロ)
<女子ストロー級/5分3R>
デニージ・ゴミス: 115ポンド(52.16キロ)
エリース・リード: 115ポンド(52.16キロ)
<フライ級/5分3R>
パク・ヒョンソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
カーロス・ヘルナンデス: 126ポンド(57.15キロ)
<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピネイロ: 114.5ポンド(51.94キロ)
テシア・ペニントン: 115.5ポンド(52.38キロ)