【UFN234】アンカラエフ、ウォーカーの変則スタイルを右フック一発で粉砕。2RKOで王座戦をアピ―ル
<ライトヘビー級/5分5R>
マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
Def.2R2分42秒by KO
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
サウスポーに構えるアンカラエフ。ウォーカーはいきなりスピニングバックフィスト&スピニングバックキックを見せ、そのままパンチで打ち合う。距離が開くとウォーカーがアウトローを蹴る。アンカラエフはそれをカットしてインロー。ウォーカーはブラジリアンキック、カカト落とし、サイドキックと変則的な蹴りを繰り出す。
アンカラエフはジャブとインロー、ウォーカーはスピニングバックフィストを狙う。アンカラエフは左の蹴りを見せつつ左ストレート、ウォーカーの前足にローを集める。ここでアンカラエフの蹴りがローブローとなり、試合が一時中断となる。再開後、アンカラエフは左の前蹴りとインロー。ウォーカーはカポエイラのようなステップからバックキックを繰り出した。
2R、圧力を強めるアンカラエフはインローと左ボディストレート。ウォーカーもインローを蹴り返すが、アンカラエフはそれをカットする。アンカラエフはオーソドックスにスイッチしてジャブ・右ボディストレートを散らす。ウォーカーがケージ内をサークリングし、アンカラエフが前に出る展開が続き、ウォーカーが左の蹴りを見せたタイミングで、アンカラエフが右フックを合わせる。この一発でウォーカーが後方に吹っ飛んで尻餅をつき、右アッパーを入れたところでレフェリーが試合を止めた。
これでアンカラエフはドローと無効試合を挟んで12戦無敗となり「アブダビの後、すぐに再戦をしたいと思っていた。でも、それは重要なことじゃない。肝心なことは自分はタイトルに挑戦する準備ができているということだ。10連勝し、ずっと負けていない。今、タイトルに挑戦する価値があるはずだ。誰もが自分と戦う時は、1Rで何とかしようとしてくれる。でも、それでは不十分だ。目の前に現れる全ての相手を狩ってやる。ジョニーに個人的な恨みはない。これが自分の仕事だから。最初の試合には課題が残ったから、そこに注意を払って今日を迎えた」と語った。