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【ROAD FC65】アゼベドにTDを許さず左ハイを効かせて判定勝ちしたキム・スーチョルが決勝で原口央と対戦

【写真】最終回の左ハイ→パウンド連打でダメ押し(C)ROAD FC

<Road FC グローバル63キロT準決勝/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
Def.3-0
ブルーノ・アゼベド(ブラジル)

キム・スーチョルがプレスをかけて左インローを当てる。アゼベドにケージを背負わせたが、アゼベドも右ローを返した。左右ボディブローから組みついたキム・スーチョルは、右腕を差し上げてアゼベドをケージに押し込む。左ヒザを顔面に突き上げたキム・スーチョルに対し、アゼベドは首相撲へ。しかし体勢を入れ替えられず、フェレリーがブレイクをかける。前に出て来るアゼベドに右ストレートのカウンターを合わせたキム・スーチョルは、続く左インローがローブローに。再開後、アゼベドが左ボディから右ローに繋げて組みつく。しかしキム・スーチョルが右の足払いでアゼベドにマットへ手を着かせた。

すぐに立ち上がったアゼベドがダブルレッグで組みつく。ケージに押し込まれたキム・スーチョルだが、背中を向けて足を抜いた。向かい合ったキム・スーチョルが左ハイを繰り出す。アゼベドは何とか組みつこうと試みるが、キム・スーチョルが腕を差し上げてディフェンンスする。残り45秒でアゼベドのダブルレッグを潰したキム・スーチョルがトップへ。パウンドを連打すると、アゼベドの口から出血が見られるように。スクランブルに持ち込むアゼベドをガブったキム・スーチョルが、シングルバックからパンチを連打し、立ち上がるアゼベドをケージに押し込んで初回を終えた。

2R、アゼベドが右ローを打ち込む。右縦蹴りでアゼベドを下がらせたキム・スーチョルだが、組みつかれてケージに押し込まれてしまう。しかしケージから離れるとスタンドでプレスをかけていく。左ジャブの差し合いからキム・スーチョルが左右のボディブロー、さらにヒザを突き上げてアゼベドをケージに押し込んだ。アゼベドがケージから離れると、キム・スーチョルが右カーフキックを当てる。キム・スーチョルは右ミドルをヒットさせ、左ボディを突き上げる。アゼベドはダブルレッグでドライブするも、キム・スーチョルからテイクダウンを奪うことができない。

レフェリーがブレイクをかけ、両者はケージ中央に。スタンドではキム・スーチョルがスイッチを繰り返す。アゼベドの右ミドルがキム・スーチョルのボディに突き刺さるが、右ハイはディフェンスされた。左フックの相打ちのあと、アゼベドはパンチから右ミドルに繋げる。キム・スーチョルは左テンカオから組みつき、右腕を差し上げてアゼベドをケージに押し込むも、ラウンド終了間際に離れたアゼベドの左フックをもらった。

最終回、キム・スーチョルがワンツーから左ハイを伸ばす。アゼベドが右ストレートの交錯から左フックを返した。組みついたキム・スーチョルが右腕を差し上げ、アゼベドをケージに押し込む。アゼベドは首相撲に持ち込むが体勢を入れ替えることができない。アゼベドは離れて左のパンチを当て、ニータップを狙うがキム・スーチョルに潰された。キム・スーチョルも抑え込みきれず、アゼベドが立ち上がる。消耗戦の様相を呈するなか、キム・スーチョルが組んできたアゼベドの両ワキをすくってトップへ。立ち上がるアゼベドのバックに回ったキム・スーチョルだが、アゼベドに立ち上がられてしまう。

ケージ中央でキム・スーチョルは首相撲からヒザを打ち込む。そして離れるとキム・スーチョルの左ハイがアゼベドの顔面を捕らえた。グラついたアゼベドが組みついてくると、それを潰したキム・スーチョルがパウンドを浴びせていく。ハーフガードから潜りにきたアゼベドを潰したキム・スーチョルがサイドへ移行する。アゼベドはガードに戻してキム・スーチョルの両リストを掴むも、一旦立ち上がったキム・スーチョルがガードの中に戻りパウンドを連打。アゼベドはキム・スーチョルの左腕を取って腕十字を狙ったが、極めることはできず試合終了のゴングを聞いた。

裁定はユナニマスでキム・スーチョルの勝利に。ラザバリ・シェイドゥラエフの遅刻&計量オーバーによる失格で、決勝進出を決めていた原口央がケージインし「キム・スーチョル戦は全局面で圧倒していた。強い選手だと思います。僕はトーナメントで一番目立っていない選手だと思いますが、このトーナメントに懸けているので絶対に優勝します」と語った。


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