【ONE FN13】エンフオルギル、ラカイの新エース・サンジャオをキムラで下し――亡きプレウに捧げる勝利
【写真】これでもう、Friday Fights出場はないだろう!!(C)ONE
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)
Def.2R2分53秒 by キムラ
ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
オーソドックスに構えるサンジャオが右ローを蹴る。エンフオルギルは構えを細かくスイッチ。サンジャオはサウスポーに構えるエンフオルギルに右ミドルと右ストレート、右ミドルを蹴ってスピニングバックフィスト、ワンツーで突進していく。
サンジャオはロープを背負うエンフオルギルに右ストレートからダブルレッグに入って、シングルレッグでテイクダウンを狙う。エンフオルギルはアームロックを狙って、サンジャオの身体を強引にひっくり返そうとするが、両者立ち上がって試合はスタンドに戻る。
サンジャオは右ロー。エンフオルギルの突進をバックステップでかわして右ミドルを蹴り、右フックをかぶせて右ミドル。距離をとるサンジャオは右ストレートをカウンターで合わせ、エンフオルギルは後方に倒れる。エンフオルギルはすぐに立ち上がり、サンジャオはダブルレッグ・シングルレッグでテイクダウンを狙う。
先ほどと同じようにサンジャオのシングルレッグにアームロックを狙うエンフオルギル。グラウンドの展開になると、サンジャオがそのまま上をとって腕十字を狙う。これはエンフオルギルの腕が抜け、エンフオルギルが立ち上がったところで、レフェリーがブレイクを命じた。
スタンドでの再開後、エンフオルギルのインローにサンジャオがワンツーを狙う。サンジャオがスピニングバックフィストを空振りして背中を見せると、エンフオルギルがそのまま組みついてテイクダウンする。サンジャオが下から横三角のように足をクラッチした態勢でラウンド終了を迎えた。
2R、エンフオルギルは左ハイからパンチで前に出て、ロープを背負ったサンジャオに左ヒジを打ち込む。これを効かせたエンフオルギルがダブルレッグでテイクダウンして、キムラを狙いながら上四方で抑え込む。背中をマットにべたづけして腕を守るサンジャオだったが、エンフオルギルがしつこくキムラを仕掛け、最終的にサンジャオからタップを奪った。
試合後、セコンドのジャダンバ・ナラントンガラグと喜びを分かち合ったエンフオルギル。マイクでは亡くなった友=プレウ・オトゴンジャルガルのために戦ったことを明かす。そして5万ドルのボーナスを獲得すると、ニコリと笑顔を見せた。