【DEEP114】フェザー級転向の海飛が左カーフキックで優位に。五明のパンチをかわしてスプリット判定勝利
【写真】紙一重、パンチが当たっている数は五明が上にも見えたが、効かすことは余りできていなかった。ただしドロー→マスト判定で白黒がつくのが勿体ない勝負だった(C)MMAPLANET
<フェザー級/5分2R>
海飛(日本)
Def.2-1:20-18.19-19.19-19
五明宏人(日本)
※ドローのジャッジはマスト判定で1名が海飛、1名は五明
ともにサウスポー。開始直後に五明が左ストレートから返しの右フックを繰り出す。海飛が左ローを連打で当てた。五明がワンツーからスリー、さらにワンツーを繰り出すと、やや遠目の距離から思い切り踏み込んで左ストレートをヒットさせる。
ここから五明をケージを背負わせた海飛。ケージ際を脱した五明だが、左ストレートは届かず海飛の右フックをもらって顔を跳ね上げられた。
海飛はジャブから左右のローカーフを蹴り、五明は左から右フックに繋げる。海飛のミドルと五明は意地のハイ。「空手家対決でも負けない」という言葉通りの攻防に。海飛が右ヒジを放ったところで、五明がボディロックで組みてバックを狙う。
海飛が背中をケージに着けると五明は正対した。差し返した海飛に対し、五明は左右フックを打って離れた。ケージ中央に戻り、海飛の左カーフキックがヒット。五明の左ストレートも海飛の顔面を捉えるが、海飛の右フックもクリーンヒットしている。
互いにパンチを受けながら、拳を振るう展開のなかで海飛が左カーフキックを繰り出す。五明の左ストレートから右フックと素早い回転で放つが、伸ばして当てる類ではなく、振って当てようとしており海飛はパンチを被弾しても怖くはないか。その海飛は右フックや右インローを合わせ、残り10秒で右ハイから左カーフキックを当てていった。
最終回、五明が左ストレートを伸ばす。海飛は左カーフと右ローを当てた。
五明のダブルレッグは遠く、しっかりと入れないまま間合いを取り直す。
海飛は左カーフキックを当て、五明が距離を詰めると右フックをカウンターで合わせる。右ミドルハイを繰り出した海飛は、五明のパンチをブロックして右インローを繰り出した。
残り3分で五明がダブルレッグで海飛をケージに押し込むも、頭を押し付け続けることができず首相撲へ。ヒザを突き上げたタイミングで海飛が離れた。ケージ中央で左右のカーフキックを当て続ける海飛が、五明にケージを背負わせる。
海飛が左を打ち込み、五明の左をかわす。ローから左右フックを繰り出す海飛に対し、五明がワンツーを伸ばしたが届かず。スイッチしながら蹴りを上下に散らす海飛に対し、五明もワンツーを続けるが──左を当てると同時に右を被弾してしまう。、
海飛の跳びヒザに右フックを合わせた五明。海飛は距離を戻し、パンチの攻防のなかで右ハイをクリーンヒットさせた。五明はキャッチして、押し込んでいくがリリースして間合いを取り直す。残り30秒を切り、五明はステップインからワンツーも的に当てることができない。
海飛はダブルレッグを見せてヒザに移行して離れると、残り10秒で右を放つ。五明の後ろ回し蹴りをしっかりとガードした海飛が、右ハイ。ここは五明がバックステップでかわしたが、左カーフから海飛が最後に右フックを当てていった。
この試合からフェザー級に転向した海飛がスプリット判定で勝利し、連敗から脱した。