【DEEP114】野村はカーフで動きを止められず。江藤がドミネイトして最大4ポイント差の判定勝ち
【写真】とにかく江藤のコントロールが強い(C)MMAPLANET
<ライト級/5分3R>
江藤公洋(日本)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27.
野村駿太(日本)
野村が右ストレートから右ロー、右アッパーと連打を繰り出すが、江藤がダブルレッグで組みついた。グラウンドに持ち込んだ江藤がバックマウントを奪い、野村の体を伸ばす。江藤は野村にワキを開けさせ、細かいパンチを打ち込んでいく。野村の右腕を抑えた江藤が、しっかりと体を伸ばしていく。左のパンチで削る江藤は、4の字ロックから左腕を野村の首に回してRNCへ。野村が腰を上げて振り落とそうと試みるが、江藤は野村の左腕を抑えてバックマウントをキープする。再びヒザを着いた野村を削り続けた。
2R、野村が右インローを当てる。距離を取ってサークリングしながら、右ストレートを突き刺した。野村が前に出ると、江藤も組みつこうとするが野村が右ショートを叩き込む。さらに足を使いながら右ヒジを繰り出す野村。江藤は頭を下げて距離を詰めるが、そこに右を打ち下されてしまう。ボディロックで組んだ江藤がケージ際で野村に尻もちを着かせた。
野村の左腕を抑えた江藤が、右足を差し入れてパンチで削る。右腕を野村の顔にかけてパンチが当たる位置に寄せる江藤。野村は右足を封じられて動けない。やや疲労が見える野村が江藤の右リストを取るも、すぐに腕を抜いた江藤が削りながらバックマウントへ。1Rと同じく、野村が腰を上げてもポジションをキープして殴り続けた。
最終回、野村が足を使って、周りながら右ストレートを伸ばした。右ハイ、右ローを散らしつつ、パンチを当てると江藤の動きが止まる。しかし江藤がパンチをもらいながらもダブルレッグで組み、グラウンドに引きずりこんだ。すぐにバックマウントへ移行した江藤は野村の右手を抑え、体を伸ばしてパンチで削る。
連打を受ける野村の動きが止まった。江藤のラッシュが激しくなると、止められまいと野村も動きを見せるが、体勢を入れ替えることはできない。起き上がろうとした野村の右足を抑え、さらに左手を制した江藤がパンチで削り続ける。野村が大きく口を開けた。江藤はサイドバックから野村の動きを潰して、そのまま試合終了のゴングを聞いた。
江藤が野村をドミネイトし、ジャッジが最大4ポイント差をつける判定勝ちを収めた。