【DEEP114】スクランブル発進の劉獅が前に出るも、松嶋が盤石の試合運びから右の一撃で沈める
【写真】なぜダウンの時点でストップしないかは甚だ疑問だが、ともあれ松嶋がKO勝利(C)MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
Def.1R1分54秒 by KO
劉獅(日本)
ガードを固める劉獅が距離を詰めて右を伸ばす。劉獅の右ミドルに対し、松嶋は軸端払いのように左ローを左足に決めてバランスを崩させる。
続く松嶋の左ミドルを劉獅がキャッチするも、かなりの勢いで腹を蹴られている。掴まれた足を抜いた松嶋は、続く左ローで今度は自らがスリップするように尻もちをつく。直ぐに立ち上がった松嶋は首相撲へ。
嫌がった劉獅が離れると、右スピニングバックキックから右フックを当てる。
松島はそのまま勢いで距離を詰め、その勢いをもってトップを奪取する。マウントへ移行した松嶋は、パウンド一発で劉獅に背中を向かせる。ここで劉獅はすぐに立ち上がり、着地しようとした松嶋の左足を取りつつスタンドへ。松嶋も正対して離れる。松嶋のローに対し、劉獅は左ミドルを蹴る。その足をキャッチされそうになった劉獅が間合いを取り直すと、パンチの交換から首相撲の展開に。
ケージに背中を着けながら首相撲で対応する劉獅はヒザを見せるも、自ら離れる。向き合って左を打ちながら詰めてきた劉獅だが、落ち着き払っている松嶋はカウンターの右ストレート一閃。前方に劉獅が崩れ落ちて勝負有り──とかに思われたが、レフェリーはストップしない。
松島は亀になった劉獅に、ひと呼吸をおいて右サッカーボールキックを蹴る。さらにもう一発蹴ったところで、レフェリーが割って入った。
KO勝利を収めた松嶋は「対戦相手が変わって何とも言えない気持ちでしたが、劉獅選手が試合を受けてくれて成立しました。今日は応援ありがとうございました」と挨拶した。