【UFC282】1Rの猛攻を凌がれたデュプレッシー、最終回にティルをRNCで仕留める
<ミドル級/5分3R>
ドリキュス・デュプレッシー(南アフリカ)
Def.3R2分43秒 by RNC
ダレン・ティル(英国)
サウスポーのティルに左右のローを放ちながら下がるデュプレッシー。ティルが距離を詰めて来ると、ダブルレッグで背中を着かせた。デュプレッシーはバックに回り、左足を差し入れて左の拳を叩きつけていく。ヒザで削りながらパンチを連打するデュプレッシー。ティルが立ち上がると、デュプレッシーが左アッパーを連打。ティルが体勢を入れ替えると、デュプレッシーは右のパンチを連打する。
防戦一方のティルをボディロックからテイクダウンし、四の字ロックで固めたデュプレッシーがパウンドの雨を降らせる。さらに相手の体を伸ばしたデュプレッシーはRNCへ。これを凌ぐティルだが、状況を打開することはできない。左右の腕を入れ替え、RNCとフェイスロックを仕掛けるデュプレッシーに対し、ティルが反転してトップを奪う。
スクランブルに持ち込むデュプレッシーをギロチンで捕えたが、デュプレッシーは立ち上がる。スタンドでデュプレッシーのローをキャッチしてこかしたティルが、トップから左ヒジを連打するも、デュプレッシーがテイクダウンし返してトップで初回を終えた。
2R、ティルの左目が大きく腫れあがっている。ティルは左インローから、デュプレッシーにケージを背負わせて左ストレートを突き刺していく。ガードを固めて下がるデュプレッシー。左右フックから左ヒザを突き上げたが、ティルはガードで防いだ。ティルがワンツーでプレッシャーをかける。ここで前に出たデュプレッシーだが、指が前に出ているとアピールされてしまう。再開後、デュプレッシーの右ストレートにティルが左ヒザを合わせた。
さらにデュプレッシーのパンチにヒザを合わせるティルだが、デュプレッシーもケージを背にしながら飛び込み、ダブルレッグでティルに背中を着かせた。ティルはスクランブルから立ち上がる。ティルが右ジャブを突き、デュプレッシーを追いかける。疲労が見られるデュプレッシーのパンチに、ティルが左ヒジを合わせた。この一撃でデュプレッシーの額に血がにじんでいる。
ティルのフェイントに全て体が動いてしまうデュプレッシーは、相手のパンチを受けながらもシングルレッグでティルに尻もちを着かせた。起き上がるティルをボディロックで抑え込むデュプレッシー。しっかりと背中を着かせ、ハーフガードのティルに対しパンチを上下に打ち分ける。トップからギロチンを狙うも、ここは失敗。パスを狙ったティルがデュプレッシーの足を取ったが、反対にデュプレッシーがティルの左足を取ってアンクルロックを仕掛ける。これをティルが耐えきって2R終了のブザーが鳴った。
最終回、ティルが両手を上げて会場の観客にアピールする。プレスをかけるティルに対し、デュプレッシーは相手のカーフキックにパンチを合わせていく。デュプレッシーの右ショートがヒット。ティルはガードの間から左アッパーを突き上げる。サウスポーにスイッチして左ミドル、右ジャブを当てるデュプレッシーだが、左ローはすくわれてしまう。
ここでデュプレッシーのローがティルの下腹部を捉えて中断。再開後もデュプレッシーの右ジャブ、左ストレートが当たる。ラウンド残り半分でデュプレッシーがダブルレッグでテイクダウンに成功。パウンドの連打から、うつ伏せになった相手にバックマウントからRNCを極めた。