＜2022年ネオブラッドTフライ級決勝／5分3R＞
濱田巧（日本）
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
伊藤まこと（日本）

サウスポーの伊藤、パレ柏の同門対決となった濱田に右ローを蹴る。互いに蹴り足を掴もうとした後、組みの攻防を経て濱田がワンツーから組んでケージに押し込む。ヒザを顔面まで突き上げる濱田は、左腕を差した状態で大内で崩され尻もちをつかされる。

すぐに立ち上がり離れた濱田にボディロックテイクダウンを決める。腰をコントロールし、背中をつかせようとする伊藤に対し、ウィザーで立ち上がった濱田が小手を利かせて上を取る。すぐさまスイープを決めた伊藤が上を取り返すが、濱田はスクランブルから上を取り切れなかったが、糸通しから三角へ。伊藤は上から鉄槌、すぐに起き上ろうと濱田がスクランブルに持ち込もうとしたところで時間になった。

ジャッジ2人が濱田、1人が伊藤をつけ試合は2Rに。伊藤がロー、濱田が右ジャブを伸ばす。さらにワンツーを伸ばす濱田は、ヒザをかわして右ボディ、そして右前蹴りを入れる。濱田はダブルに出てケージに伊藤を押し込む。左を差して押し返したい伊藤が、体を入れ替えた直後に押し込み返される。伊藤の右足を挟み、左腕を差してテイクダウンを狙う濱田。伊藤はケージを背にして片ヒザで耐え、立ち上がる。直後にワキをすくってバックに回った伊藤が、バックを制そうとする。伊藤は首を抱えて耐える。両者が半身という状態から座りに行った伊藤、濱田は頭が自由になるとレッスルアップからバックを狙い時間に。この回は濱田が3票を集めた。

最終回、濱田が右ロー、伊藤の右に合わせて組みつくとケージへ。2Rと同様に金網を背負わされた伊藤はポイントでもリードを許しており、厳しい展開だ。濱田がワンフックと、背中越しに左で左手を取り、前から右手で同じ手を掴んでツーオンワンの状態に。伊藤が離れようとすると、シングルに出た濱田は肩を下から固めようとする伊藤を抑える。肩を自由にした濱田が殴りながら立ち上がり、伊藤の足を捌いてパウンドを落とす。立ち上がってローを蹴る濱田、残り1分でレフェリーブレイクを命じる。

スタンドで再開になり、濱田がすぐにシングルでドライブして伊藤を押し込む。バックに回り寝技に持ち込もうとした濱田にトーホールドを仕掛けた伊藤だが時間に。結果は3-0で濱田が勝利し、ネオブラTフライ級を制した。

PR

PR