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【Pancrase358】再戦=トップ&バックの奪い合いは、スプリットで濱田が大塚を下し新フライ級KOPに

【写真】新王者の濱田はRIZIN大晦日大会の出場をアピール(C)MMAPLANET

<フライ級KOP決定戦/5分5R>
濱田巧(日本)
Def.2-1:49-46.48-47.47-48.
大塚智貴(日本)

濱田が体を振ってプレスをかける。大塚は左に回ってロー、ワンツー。濱田の左インローが当たる。大塚も左インローを返した。大塚の左ミドルをキャッチした濱田が、そのままドライブする。ケージ際でバックに回った濱田が右足を差し入れる。大塚は濱田のクラッチを切ろうとした瞬間、大塚が切り返して左足をしっかりとフックした。大塚が正対すると濱田はシングルレッグへ。大塚はスプロールしながらバックを狙う。浜田はシングルレッグからトップに。大塚が立ち上がり、ボディロックから濱田に背中を着かせた。

濱田がバックエスケープから離れる。ケージ中央に戻り、濱田がニータップで飛び込んだ。ケージ際で大塚に左ヒザを着かせ、立ち上がる相手のバックに回る。グラウンドに引きずりこみバックマウントを奪取。ボディトライアングルで固め、パンチで削る濱田。大塚も反転しながらパンチを打ち返して初回を終えた。ジャッジは1名が大塚の10-9、2名が濱田の10-9としている。

2R、左に回る濱田に大塚が左インローを当てる。大塚の左ジャブに対し、濱田が打ち返したところでバランスを崩した。ケージ中央で浜田はシングルレッグで組み、そのままケージに押し込む。バックに回り、大塚の左足を制する濱田。転がしに行くも大塚が耐え、両腕を差し上げる。濱田はツーオンワンで回り、ケージ際で離れた。大塚の右ストレートをかわし、濱田がダブルレッグで飛び込む。これを切った大塚が濱田をケージに押し込み、右ヒザをボディに突き刺す。離れ際に大塚はバッティングをアピールするも、オンゲームに。

濱田は右前蹴りから右ストレートを当てる。さらにシングルレッグでドライブしたが、離れ際に大塚の右をもらう。ケージ中央の打ち合いでも大塚の右が濱田の顔面をとらえる。濱田はシングルレッグをスプロールされ、クルスフィックスの体勢に持ち込まれる。しかし反転してサイドを奪取する。スクランブルを狙う大塚のバックに回り、ボディトライアングルからパンチを浴びせていった。このラウンドはジャッジ3名が濱田の10-9とつけた。

3R、大塚が左右のローを散らす。右スピニングバックキックで距離をつくり、濱田が中に入ってくるとワンツーを浴びせる。大塚の左インローに左フックを合わせる濱田。大塚も濱田の左ハイに右ストレートを合わせた。濱田がシングルレッグからドライブ。大塚の左足首をすくい、ヒザを着かせる。

立ち上がる大塚をボディロックで崩した濱田はバックを奪う。大塚が反転しようと試みたが、濱田が押し戻してバックマウントを整えてラウンドを終えた。このラウンドはジャッジ1名が濱田、2名が大塚の10-9とつけている。

4R、大塚が左インロー、ワンツーで濱田を下がらせる。大塚の左インローで濱田の足が流れるようになった。濱田のシングルレッグをかわした大塚がダースの形で濱田を潰す。さらに体を起こす濱田に対し、アナコンダで組み替える大塚。離れた濱田がシングルレッグで飛び込むも、大塚がスイッチでトップに回る。しかし濱田が粘り、大塚に背中を着かせた。

濱田がパスを狙うと大塚が切り返してケージに押し込む。クラッチを切って離れる濱田。ダブルレッグからバックに回り、左足を差し入れた。反転した大塚からマウントを奪取するも、大塚はスクランブルからトップ→バックへ。離れた両者が打ち合いを展開してラウンドを終えた。4Rはジャッジ3名が大塚の10-9に。

最終回、濱田がシングルレッグで飛び込んだ。背中を着かされた大塚は、下から三角を狙う。切られるもヒジを連打。足で突き放して上半身を起こすも、濱田が再び背中を着かせる。トップからコツコツと削るが、致命傷を与えることはできない濱田。クローズドガードの大塚に対し、左腕を差し上げて削り続ける。大塚もZハーフで濱田の体を起こしてパスを防ぐも、返すまでには至らず。両者がパンチとヒジを連打し、濱田がスタンドに戻って試合を終えた。

裁定はスプリット判定で濱田が勝利。フライ級KOPのベルトを巻いた濱田は、「やっとこのベルトを巻くことができました。次の目標ですが、MMAファイターとして立たなければいけない舞台があります。大晦日さいたまスーパーアリーナのリングに、このベルトを持って立ちたいです。いや、必ず立ちます」とRIZIN大晦日大会出場をアピールした。


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