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【Pancrase346】三日月を効かせ、打ち合いでも勝った濱田。リベイロのTDを潰してスプリット判定勝ち

【写真】「グサッ」という音が聞こえそうな三日月蹴り。終盤に競り勝ったことも大きい(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
濱田巧(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
ラファエル・リベイロ(ブラジル)

ガードを固めて向かい合う濱田に対し、リベイロが前後の出入りを見せる。ローを受けたあと、ワンツーを繰り出したリベイロが、左ジャブをボディに伸ばす。右クロスを打ち込んだリベイロは、左ボディを受けながら濱田をケージに押し込んだ。ボディロックから小外刈りでグラウンドへ。バックに回り、バックグラブから左足を差し入れた。リベイロがシングルバックからパンチで削る。濱田は左足を上げてバックマウントを防ぐ。立ち上がった濱田をバックコントロールからリフトするリベイロ。尻もちを着かされた濱田は正対しきれず。

立ち上がった濱田が正対するとリベイロは離れた。濱田は左ボディを突き刺す。リベイロの左右フックをガードした濱田がプレスをかけ、右ストレートから左三日月蹴りを効かせた。リベイロも左ボディを返す。濱田の右スピニングバックフィストは当たらずも、ボディを効かされたヒベイロはダブルレッグでグラウンドに持ち込み、初回を終えた。ジャッジ3者ともヒベイロの10-9としている。

2R、リベイロが左ジャブからコンビネーションを見せ、ニータップで入った。ケージ際でバックに回り、左足を差し入れる。濱田が正対すると再びシングルレッグで組んだ。濱田はギロチンで引き込むも、リベイロがすぐに首を抜く。立ち上がった濱田にパンチを見せたリベイロは、ダブルレッグへ。離れた濱田が左ボディを突き刺す。左ジャブ、右ストレートをボディに集め、さらに左三日月を突き刺した。パンチの打ち合いでも左フックを当てた濱田だが、右目付近から出血が見られる。

リベイロが右クロスから左ボディを打ち込むと、濱田が右でグラつかせた。リベイロはダブルレッグで入るも、スプロールされてしまう。スタンドに戻り、ケージ中央で打ち合う両者。互いのパンチが顔面を捉えるが、濱田の三日月蹴りと左フックがヒットする。

リベイロのシングルレッグを切った濱田。リベイロがマウスピースを吐き出したため、試合が中断される。再開後、ケージ中央で濱田が首相撲からヒザを突き上げた。左右フックの振り合いからリベイロがニータップ→バックにつく。ケージを背にして正対した濱田は、再び打ち合いに持ち込んだ。このラウンドはジャッジ1者がリベイロに、2者が濱田の10-9とした。

最終回、打ち合いからリベイロがテイクダウンに入るも、濱田が離れる。左ジャブの打ち合いから、リベイロの右ミドルをキャッチした濱田がケージまで押し込む。マットに手を着いたリベイロだが立ち上がり、ケージ中央で打ち合う。ニータップからバックを狙ったリベイロに対し、濱田が切り返してトップへ。

スクランブルから立ち上がるリベイロ。ケージ際で打ち合いからダブルレッグでグラウンドに持ち込む。スクランブルでバックに回ったリベイロが、左腕で濱田のアゴを絞めつける。反転した濱田に対し、リベイロはカウンターの三角絞めから腕十字に繋げた。これを凌いだ濱田がトップを奪う。ハーフガードのリベイロにパウンドを落とす濱田。フルガードに戻したリベイロを殴り続けた。

2Rまではジャッジ2者がイーブン、1者がリベイロを優位としている。ここで濱田が最終回を取り、スプリットながら判定でリベイロを下した。


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