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【Bellartor282】ヒール誕生!! イーゴと観客にフラストレーションを与え続けたサバテーロが準決へ

<フェザー級ワールドGP準々決勝/5分3R>
ダニー・サバテーロ(米国)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)

互いに右ローカーフを放ち、ジャブで距離を見る。サバテーロが前進基調で、イーゴはそこにカウンターを狙う。組むタイミングを計るサバテーロが、やや遠い距離からヒザを滑らすように見事なダブルレッグテイクダウンを決め、バックに回るとワンフックの状態に捕える。

ヒールキックからケージを蹴りつつ、ワンフックを続けるサバテーロは亀になったイーゴの肩口にヒザを入れる。後方へエルボーを見せるイーゴだが、再びワンフックに取ったサバテーロから逃れることはできない。サバテーロも右の拳をワキ下で挟まれ抜けない状態に。残り15秒でレフェリーがブレイクを与えたが、この時間で試合が動くことはなかった。

2R、右カーフを蹴ったサバテーロが右に大きく回る。スイッチするイーゴは右ロー、ジャブで距離を詰めたサバテーロが跳びヒザ、狙いは着地後のダブルレッグだ。ケージにイーゴを押し込み、アンクルピックで煽ってからバックへ。ここもロールしてワンフックへ。ガードを取ったイーゴは、上四方に回ったサバテーロの腕を引き寄せ、アームロックを支店にバックを取り、両足をフックする。

サバテーロが自分の得意ばポジションを取られるピンチになり、手首を掴んで絞めのセットさせない。イーゴは後方から肩口にエルボーを連打し、嫌がったところで絞めを狙うつもりか。上体を起こしきれないサバテーロは、後方からパンチを打たれ懸命に腹ばいにならないよう我慢の時間が続く。アゴの上からパームトゥパームは強引すぎ、パンチに戻したイーゴがラウンドを取り返した。が、コーナーに戻る際に足を引きずる仕草が気になった。

3R、前蹴り、ジャブから右を見せたサバテーロが、カーフを連続で蹴っていく。イーゴはボディを殴り、サバテーロはカーフを続ける。イーゴがローを返すと、サバテーロはダブルレッグでテイクダウン。ギロチンのイーゴは、サイドを取らせないようガードを取る。ここでギロチンは解除され、サバテーロがガードの中から細かいパンチを打ち下ろす。

観客のブーイングが響き渡る館内、バタフライフックからすぐにイーゴがクローズドに戻す。細かいパンチのサバテーロがエルボーを落とす。2Rのピンチがあり、より堅実な攻めに徹するサバテーロがエルボーを3発落としてラウンド終了を迎えた。

4R、イーゴのジャブに、近い距離でもぐりこんでダブルレッグを決めたサバテーロ。ギロチンも苦も無く防ぐと、イーゴはラバーガードを狙う。頭をいれて、防いだサバテーロが足を一本抜こうと動く。バタフライガードに右のパンチを入れたサバテーロが、スクランブルでバックを取る。ボディロックで足を刈って崩すサバテーロは、後方からヒザを入れるとついにボディロックで前方にスラム、背中に乗って左足をフックする。

足を外してスラム、そこから背中を取り直してワンフック――サバテーロが、徹底的にコントロールを続け、左のパンチを後方かれ連打する。胸を合わせることができないイーゴは、残り5秒で離れたサバテーロにスピニングバックフィストを当てて時間を迎えた。

最終回、カーフをいれ組みつたサバテーロがテイクダウン。ギロチンを取りきれないイーゴは、ここもクローズドに戻る。結果、サバテーロはスクランブルでバックを取る。正面を向いてギロチンのイーゴ、スラムで叩きつけたサバテーロは、頭を押し込み極めさせない。残り2分、クローズドが開くとサバテーロが担いでパスへ。背中を見せたイーゴが、立ち上がって離れると右を当てる。

直後にダブルレッグでテイクダウン、2R以外は完全に試合を支配したサバテーロがイーゴの腕十字を防ぎ、パウンドを落として試合を締めた。冷え切った観客の感情を逆なでるような勝利のアピールをしたサバテーロ。判定勝ち後もブーイングのファンを挑発――この図太さと素晴らしいテイクダウン&バック奪取で、ワイルドカードから暫定世界バンタム級王者ラフェオン・スタッツへの挑戦&ワールドGP準決勝進出を決めた。

ケージに上がったスタッツは「こいつ、ほんとに最悪」とマイクで話すと、サバテーロは中指を立て――しっかりとワールドGPヒールでヒールとして地位を獲得した。


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