【Bellator CS2024#01】時間は掛かったが、組めばギャラガーを圧倒したイーゴが判定勝ち
【写真】結果論として、ギャラガーはタフファイトの経験が少なく――勝負所に粘ることができない印象を残した(C)PFL
<フェザー級/5分3R>
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
Bellator英国シリーズをリードしてきたギャラガーを、以前と変わらず大声援が後押しする。左ミドルハイを見せたギャラガーがスイッチし、すぐにオーソに戻す。ギャラガーが構えを変え続け、イーゴは様子見から右ミドルを蹴る。ステップインでワンツーを入れたギャラガーが、右カーフ。イーゴも右カーフを返す。左右に動くイーゴが、右ハイをかわす。ワンツーからスリーで前に出たギャラガーに対し、イーゴがバックステップで距離を取る。イーゴのスピンニングバックエルボーで動きが止まったギャラガーは、ダブルレッグにギロチンを合わせ切れずに、テイクダウンを取られサイドで抑えられる。
残り70秒、足を戻したギャラガーを殴るイーゴはバックへ。ギャラガーは後方へのエルボーから足関節をセット。一度は腹ばいにされたイーゴだが。起き上がって鉄槌、パンチを落とし初回をリードした。
2R、再び間合いを測る展開からイーゴが右カーフを蹴る。スイッチしたイーゴに、ギャラガーの右インローが入る。蹴りの距離が続き、イーゴの左ローにギャラガーが右を合わせる。左から右のワンツーを入れたギャラガーに対し、イーゴのインローは急所に入り試合が中断される。再開後、ギャラガーがワンツー。イーゴはカーフを続け、前蹴りからのスピニングバックフィストが空振りに。手詰まり、距離が縮まらないままの打撃戦は、最後に互いに右を見せたが、ここからは蹴りに終始する。イーゴの3度目の回転系のパンチも当たらず、時間となった。
最終回、ステップインで右を見せシングルレッグを仕掛けたギャラガーが、クリンチの展開で逆にケージに押し込まれるが、体を入れ替えヒジ&エルボーを打って離れる。ギャラガーの右に組んだイーゴは、ボディロックテイクダウン。スクランブルでバックへ。胸を合わされても、しっかりとボディロックで背中に回ったイーゴが時間を使う。腰の後ろでしっかりとクラッチしたイーゴが、持ち上げてスラム。
スイッチ狙いのギャラガーだが足を越えられたイーゴが、ケージにつめて鉄槌を落とす。さらにイーゴは左のパンチに続け、ギャラガーが厳しい状態に。蹴り上げに思いきり右のパンチを落としたイーゴが鉄槌からマウントを奪取。背中を見せたギャラガーをボディトライアグルに捕らえたイーゴが、反転を許さずタイムアップを迎え――3-0の判定勝ち、返り討ちに成功した。