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【PFL CS2022#02】プレッシャーの下、狙いすましたヒザ蹴りKOのアルシラウィがミクサンと共に契約

【写真】テイクダウンがわざとかどうかはいざ知らず、狙ってヒザを当てるという凄まじい勝ち方とした(C)PFL

<177ポンド契約/5分3R>
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)
Def.1R2分54秒by TKO
マイケル・リリー(米国)

まずリリーが右ローを蹴る。圧を掛けるアルシラウィはローを蹴られるなかで左ジャブを伸ばす。続いて左ジャブから右ローを蹴ったアルシラウィは、シングルレッグを切って下がったリリーとの距離を詰める。

スイッチを織り交ぜ、左フックを振るったアルシラウィがボディショット、直後にシングルレッグからボディロックでテイクダウンを奪われるが、立ち上がり胸を合わせて離れる。

同じような形シングルレッグで、もう1度尻もちをつかされたアルシラウィがすぐに立ち上がり、離れたリリーに左をヒットさせる。

下がったリリーが組んでくるのを待つように右ヒザ蹴りを──狙って決めたアルシラウィが、レフェリーストップに安堵の笑みを浮かべた。3試合連続でフィニッシュ決着、プレッシャーのあるなかでの見事なフィニッシュだった。

「プレッシャーはないつもりだったけど、初回KOが必要な状況は少しプレッシャーになっていた。でも、何ラウンドでも倒せる自信はあったんだ。ヒザ蹴りを入れるために、2度簡単に組まさせた。アレは罠だったんだ(笑)。ヨルダン、アラブには強い選手が揃っている。今日の勝利は、世界に僕らの強さを証明する第一歩に過ぎない」とアルシラウィは話した。

そして──契約者発表の時。昨年のダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズなら4選手とも契約ということもありうるが、DWCSでなくPFL CSは4試合で契約は1人のみだ。そしてアルシラウィとクリス・ミクサンの名前が読まれ、ここでカルロス・レアルとディラノ・テイラーが脱落となる。

ここからセレブ・パネリストの選考、そして今回からバドライトがスポンサーとなったファン投票に両者の運命は委ねられる。

結果、セレブはアルシラウィを選択、ファン投票もアルシラウィ。PFLに初めてのヨルダン人がファイターが誕生した。そして、何と既にルール破り──クリス・ミクサンの契約もセイ・セフォーから発表された。


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