【PFL CS2022#02】痛ッ!! 劣勢のテイラーがノーモーションの右でマーティンの左目を破壊?! TKO勝ち
【写真】眼窩底骨折をした状態で、鼻をかみ左目が一気に腫れあがってしまったマーティンから逆転勝ちを手にしたテイラー。逆転の初回勝利に歓びを露わにした(C)PFL
<ウェルター級/5分3R>
ディラノ・テイラー(米国)
Def.1R5分00秒by TKO
マーク・マーティン(米国)
サウスポーのマーティンに対し、右ミドルを蹴ったテイラーが距離を詰めた右ボディを振る。さらに左フックら前進すると足を滑られて尻もちをつく。勝負を逸る気持ちは理解できるが、立ち上がってヒザを蹴り合うテイラーに粗さを感じる。右ボディ、右フックというコンビ後にクリンチ、ヒザを蹴り合う両者。
マーティンがエルボーから左アッパー、左ハイを蹴っていく。レベルチェンジしたところで、この蹴りを受けたテイラーは左の追い打ちを受けて下がる。クリンチで腹を殴るマーティン、テイラーは我慢の展開になりヒザを突き上げる。離れたテイラーは右ボディストレート、跳びあがるような左右のフックはマーティンが察知する。
右フック、アッパー、左フックを入れたマーティンは組まれても、離れてローを蹴る。ワンツーのマーティンが、頭を下げたテイラーに左ハイを蹴っていく。
テイラーもノーモーションで飛び込むようにフックを当て、もう一発右オーバーハンド、続いて右ストレートを打ちこむが、ヒザ蹴りにダブルレッグを合わされ下でラウンド終了を迎えた。
終盤の右オーバーハンドで左目が腫れあがり、塞がったマーティンは眼球にも問題がありそうで試合続行不可能となり、テイラーがTKO勝ちを収めた。
他のKO負けを喫した選手とは違い、コマーシャルブレイク後のウィナーコールを待たずしてマーティンはデカゴンから退出しており、その事態の深刻さがうかがえた。
「サウスポーの右の軌道が分からなかったようだ。最初は彼はレスラーで、ボディを狙ったんだけどね」と勝者は話した。