【UFC271】ブルンソンを右ヒジで突き放し、最後も右ヒジで仕留めたキャノニアが王座挑戦をアピール
【写真】ミドル級ではロバート・ウィティカー以外に負けていないキャノニアが、ジワリとタイトル挑戦に近づいたか(C)Zuffa/UFC
<ミドル級/5分3R>
ジャレッド・キャノニア(米国)
Def.2R4分29秒 by TKO
デレック・ブルンソン(米国)
サウスポーのブルンソンに対し、オーソドックスのキャノニアがプレッシャーをかける。ブルンソンの蹴りをかわしながらパンチを伸ばすキャノニア、ブルンソンが組み付いても突き放す。ブルンソンはダブルレッグを仕掛け、ケージ際でキャノニアの右足を抱え上げてテイクダウンを奪った。しかりキャノニアもケージに背を付けて立ち上がる。スタンドに戻り、ブルンソンは再びテイクダウンを狙うも、キャノニアは倒れない。キャノニアの左ローがヒット。左ストレートから組み付いたブルンソンにケージへ押し込まれながら、ワキを差させずに突き放したキャノニア。
離れるとブルンソンの左ストレートがヒット、やや動きが止まったキャノニアにブルンソンがテイクダウンを狙った。一度はかわしたキャノニアに対して、再びアタックしたブルンソンが左腕を差し上げてクリーン・テイクダウンに成功。そのままマウントを奪ったが、すぐにハーフガードの体勢になったキャノニアが立ち上がり、試合はスタンドに戻る。前に出たキャノニアだったが、ケージを背にしたブルンソンの右フックがカウンターでヒット。ラウンド残り10秒で、ダウンしたキャノニアにパームトゥパームでRNCを仕掛けたブルンソン、しかしキャノニアはラウンド終了まで耐えきった。
2R、開始早々キャノニアの左足にシングルレッグを狙ったブルンソン。そのまま足を抱え上げてキャノニアに背中を着かせた。ハーフガードのキャノニアに、パンチを浴びせるブルンソンだが、キャノニアに立ち上がられてしまう。スタンドではブルンソンがテイクダウンを狙い続ける。キャノニアは頭を下げたブルンソンに右ヒザを突き上げた。ワンツーから相手をケージに追い込むブルンソン、キャノニアも足を使ってケージから離れ、右ストレートを当てる。ケージ中央でキャノニアの右インローが当たると、少し距離を取るブルンソン。遠い距離からダブルレッグを狙ったが、これは倒せない。
相手の圧を受けながら、左ハイなど蹴りを織り交ぜるようになったブルンソンだが、肝心のテイクダウンを奪うことはできない。スタンドではキャノニアがジャブでコントロールする。ブルンソンが距離を詰めると、アッパーからのコンビネーションで迎え撃つキャノニア。ブルンソンが組み付いてくると、左のオーバーフックでディフェンスし、ケージ際で首相撲から右ヒジをクリーンヒット。追撃の右ストレートと右のでブルンソンをグラつかせた。離れたブルンソンをキャノニアが追い立て、さらに左右のストレートをヒット。組み付いてくるブルンソンを反対に押し倒し、右ヒジの連打を浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。
試合後、キャノニアはダナ・ホワイトへタイトル挑戦をアピールした。