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【UFC285】スタミナ度外視の乱打戦は、デュプレッシーのパウンド連打でブルンゾン側がタオル投入し決着

<ミドル級/5分3R>
ドリキュス・デュプレッシー(南アフリカ)
Def.2R4分59秒 by TKO
デレック・ブルンゾン(米国)

サウスポーのブルンゾンに対し、デュプレッシーがガードを固めて距離を詰める。左右のローとハイを散らすデュプレッシーに対し、ブルンゾンが左ミドルをキャッチしてグラウンドに持ち込んだ。すぐさまサイドを奪ったブルンゾンはデュプレッシーの左腕を狙う。さらに右腕を差し上げたブルンゾンは、エビを打つデュプレッシーを抑え込み続ける。

左腕を枕にしたブルンゾンは、起き上がってシングルレッグで組みついてきたデュプレッシーをギロチンに捕える。しかし頭を抜いたデュプレッシーが、フルガードのブルンゾンに右ヒジを連打していく。ブルンゾンはデュプレッシーの体を浮かせ、左足を取って外ヒールを狙う。デュプレッシーがアンクルで切り返すと、ブルンゾンもアンクルを仕掛けていく。ここでアンクルにこだわったデュプレッシーに対し、ブルンゾンがトップからバックを狙いにいく。

立ち上がったデュプレッシーを、ブルンゾンがパンチで追い込んでいく。左ストレートをカウンターで当てると、デュプレッシーがグラついた。すかさず下がるデュプレッシーを追うブルンゾンが、そのままグラウンドに持ち込んでバックからRNCを仕掛ける。これは凌がれたが、トップからパンチを落とすブルンゾン。しかしデュプレッシーも立ち上がり、ケージに押し込みながらパンチを当てた。

2R、またもデュプレッシーが前に出る。左ローを連打するも、ブルンゾンに左ストレートを合わせられてしまう。構わず前に出るデュプレッシーのパンチがヒットするも、ここでデュプレッシーの動きが落ちた。ブルンゾンのパンチが連続でヒットし、デュプレッシーをケージ際まで追い込む。ブルンゾンは左ミドルから左の前蹴り。下がるデュプレッシーを追い立てるが、デュプレッシーも前に出てパンチと左ミドルを繰り出す。左フックでブルンゾンの動きを止めたデュプレッシーは、続けてパンチを顔面に集める。

互いにスタミナを使ったか、やや動きが落ちた中で打ち合う両者。デュプレッシーの左ストレート、右フックを食らったブルンゾンの体が揺れる。ブルンゾンはダブルレッグを仕掛けるが、テイクダウンを奪うことはできない。デュプレッシーは肩で息をしながらパンチを振るい、ワンツーを当ててケージ際へ追い込む。さらに右ボディブローを打ち込むと、ブルンゾンの動きが止まった。しかしブルンゾンも打ち返す。デュプレッシーは残り1分30分でダブルレッグを仕掛け、しりもちを着かせたがブルンゾンも立ち上がる。

残り1分は両者フラフラになりながらの打ち合いを展開し、疲れ倒れかマットに背中を着いたブルンゾンにパウンドを浴びせるデュプレッシーだが、当のデュプレッシーも完全に疲労が見えて手が少なくなる。ところがデュプレッシーの左パウンドをアゴにもらったブルンゾンが背中を見せると、ブルンゾンのセコンドがタオルを投入してデュプレッシーのTKO勝ちとなった。


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