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【LFA122】高い防御力からチャンスを逃さない攻撃力、王者ジョンソンがモタを最終回に沈める

<LFAフライ級選手権試合/5分5R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
Def.5R0分45秒 by TKO
カルロス・モタ(ブラジル)

開始早々、モタが右バックスピンキックを繰り出す。ガードを高く構えて回るジョンソンに対し、モタが押し込んでテイクダウンを仕掛けた。ジョンソンは立ち上がってスイッチしながらサークリング、追ってくるモタに右カーフキックを当てる。オーソドックスに戻したジョンソンの左前蹴りに合わせて、モタが右ストレートを繰り出した。さらにモタがローを見せると、ジョンソンが蹴り足を掴んでテイクダウンを狙った。足を抜いたモタがグラウンドに引きづりこみ、バックマウントから腕十字、その腕を狙うと足を取りに行ったが、ジョンソンは立ち上がった。

スタンドに戻ると、モタの右ハイをキャッチしたジョンソンが右ストレートでダウンを奪う。背中を着けたままグラウンドに誘うモタ、しかしジョンソンは乗らず、試合はスタンドに戻る。モタの蹴りがジョンソンの下腹部を捉え、試合は一時中断したがすぐに再開。モタの右ストレート、左ミドルハイを見せながら、シングルでジョンソンに尻もちを着かせるも、ジョンソンはエスケープして立ち上がった。互いにパンチとミドルハイを見せ合うなか、モタはジョンソンの左飛びヒザをキャッチするも倒せない。残り10秒で、モタの左ミドルがヒット。下がるジョンソンを煽って1Rを終えた。

2R、プレッシャーをかけるモタに対し、サウスポーに構えたジョンソンが足を使う。モタはパンチからハイにつなげるもヒットせず。モタの左ローをチェックしたジョンソンが右カーフを当てる。モタはジョンソンの蹴り足をキャッチし、パンチを繰り出しながら押し込み、ジョンソンに尻もちを着かせるも、ジョンソンのエスケープが速い。ジョンソンの左ボディストレートが、モタのワキ腹にクリーンヒット。モタもパンチを見せるが、ジョンソンのジャブがモタの顔面を捉える。

打撃でクリーンヒットを許すモタが前に出て、左ボディアッパーを突き刺した。しかしジョンソンはイーブンペースで打撃を放っていく。やや疲れた表情を見せるようになったモタに、ジョンソンの右カーフがヒット。モタはジョンソンの蹴りを嫌がるようになったが、残り1分から左右フックと前蹴りでジョンソンをケージに追い込んだ。しかし、ここでもジョンソンがケージ際から脱し、パンチと前蹴りでコントロールしつつ、最後はテイクダウンに行く素振りも見せた。

3R、ジョンソンの右ローに右ストレートを合わせるモタ。さらにジョンソンを追いかけて左ボディを放つが、ジョンソンは足を使ってケージ際から離れる。モタのワンツーをブロックするジョンソン、大振りになったモタの右フックをかわしてダブルレッグを仕掛けるが、これはモタもすぐにカットした。優位に立ったか、ジョンソンがリズムに乗って手数を増やす。モタも負けじとパンチを繰り出すが、ジョンソンの顔面には届かない。ディフェンス力の高さを見せるジョンソンのペースになってきたか、モタに打ち疲れが見られる。

モタの右ストレートを肩でブロックしながら、前蹴りで距離を保つジョンソン。左ボディから組み付くも、倒せないと判断したか、すぐに離れた。パンチで前に出続けるモタの左ワキ腹に、ジョンソンの右ボディが突き刺さると、一瞬モタの動きが止まる。残り1分20秒で、ジョンソンのコンビネーションが連打でモタの顔面にヒットした。さらに猛攻をかけるモタに右飛びヒザを見せながら組み付いたジョンソンが、ケージ際でモタのバックに回る。そのままモタの足、ボディ、顔面へと右ヒザを当て続けた。

4R、前に出たジョンソンに対しモタはワンツー。ジョンソンは距離を保ち、左ストレートを見せる。アウトボクシングから左ストレートをヒットさせるジョンソン、モタは手数が減っている。蹴りよりもパンチが多くなったモタを前進を、足を使ってかわすジョンソン。モタが右から右ミドルを当てると、ジョンソンは下がるように。しかしすぐに体勢を立て直したジョンソンが、アウトボクシングでコントロールする。ここでボディブローから攻め込むモタ、ジョンソンも疲れたか手数が減り、足を使って回る場面が増えた。

モタは当たらずもパンチを出しながら、ジョンソンをケージに追い込む。そんなモタにパンチを当てるジョンソン、距離が詰まったところでジョンソンが組み付き、一度はエスケープされるも追撃のダブルレッグでテイクダウンを奪った。ケージ際でハーフガードのモタに、パンチとエルボーを落とすジョンソン。最後は起き上がり、モタの顔面に強烈なパンチを何発も当てていった。

最終回、スイッチを繰り返しながらも他のパンチをかわすジョンソンが、左ストレートと右ジャブを当てる。激しい打ち合いを見せる最終ラウンド、ジョンソンの左ストレートフックがクリーンヒットし、モタが下がり始めた。前に出てくるジョンソンの顔面に、モタも右フックを返すが、ジョンソンの前進は止まらない。すかさず連打で追い立てるジョンソン。モタは効いたか明らかに表情が変わり、勢いが落ちる。そしてジョンソンの右ボディから顔面へパンチを受けたモタがダウン。ジョンソンがパンチを追撃すると、レフェリーが試合を止めた。


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