【UFC265】距離とコンビネーションで完璧なゲームメイク、ジョゼ・アルドがムニョスをフルマークで下す
<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
開始早々、ムニョスが右のバックスピンキック。正面で向かい合うと、ムニョスが右ローから左ジャブを突く。ムニョスの攻撃をアルドは、左のガードを高く上げながらバックステップでかわす。次第にプレッシャーを強めるアルドが左右のボディ、対するムニョスは右のカーフキックから距離を詰める。ムニョスが中に入ろうとすると、アルドは左フックで防ぐ。
アルドがムニョスに対して左ジャブ、さらに右ヒザをカウンターで当てる。そして左ボディがヒット。ムニョスは右クロスをカウンターで当てられてしまう。ワンツーで前に出るアルド。ムニョスはローを放つが、アルドの左ジャブが当たる。アルドがカウンターのパンチを当てるなか、ムニョスも左ジャブを繰り出すが、アルドの顔面には届かない。
残り1分を切ったところで、ムニョスの右がアルドの顔面を捉える。アルドは足を使って距離を取りながらパンチを返すが、ムニョスのパンチも当たる。残り30秒、ムニョスが連打で前に出ると、アルドもパンチを返すが、ケージを背負わされてしまった。
2R、ムニョスが前に出て、パンチを左右のカーフキックを放つ。アルドの左ジャブをもらったムニョスの左目が腫れている。アルドはここで右ロー、さらに対角線コンビネーションで左ボディを当てていく。アルドのパンチをもらいながら前に出るムニョス。ムニョスの右バックスピンキックを、バックステップでかわすアルド。距離を詰めるムニョスに左ジャブを突くアルドに対し、ムニョスは右ハイを繰り出すがブロックされる。
距離を詰めてアルドにケージを背負わせるムニョスに対し、アルドは左ボディへのコンビネーションを繰り出していく。そしてアルドの右ローがヒット。左ジャブの突き合いで勝るのはアルドだが、ムニョスの右もアルドの顔面をかすめる。アルドの左ジャブへ、ムニョスは左ローを返す。アルドは左ボディを狙うが届かない。
左のローと右のカーフで、ムニョスはアルドをケージ際へ追い詰めていく。アルドは距離を保ってカウンターを狙う作戦で、少し距離ができると右アッパーを放った。
最終R、距離を詰めたムニョスを、パンチの連打で迎え撃つアルド。ムニョスは脇を差してアルドをケージに押し込むが、すぐに離れる。中間距離で打撃を出し合う両者、距離が詰まるとアルドが押し返す。アルドは上下に左を散らし、次第にムニョスの顔面を捉えるようになる。ここでアルドのローをもらったムニョスは、少し体勢を崩す。
ムニョスの左ジャブを、足を使ってかわしたアルドは、右ローで相手にヒザをつかせる。立ち上がったムニョスは、右のバックスピンキックを放つが、これは空を切る。アルドはインサイドからの右、さらにパンチの連打から右ローを当てる。左目から出血しているムニョスは、明らかに手数が減る。そのムニョスに対して、アルドはコンビネーションを当てていった。
ジャッジ3者ともフルマークをつける裁定で、アルドの2連勝となった。