【UFN246】エイマン・ザハビ、ジャブをムニョスを突き放し文句なしの3-0判定勝ち
<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ(カナダ)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
22度目のUFCバンタム級での戦いとなるムニョスは距離を取るザハビに対し、徐々に距離を詰めてジャブを伸ばす。そのジャブから右前蹴りを繰り出したムニョスは、ザハビの左ミドルに左フックを合わせる。ザハビも前に出るようになり、右オーバーハンドからジャブを繰り返す。ジャブを差し合い、続く一手を模索するなかザハビが首相撲&ヒザ蹴りを仕掛ける。
ムニョスはダブルジャブ、左リードフックも左ミドルを受ける。打撃の攻防のなかで一瞬、シングルレッグの素振りを見せたムニョスだが、再びヒザを貰いそうに。ザハビは右ボディを入れ、左リードフックと精度で上回っているか。それでも前に出るのはムニョスだったが、ザハビが左ジャブから左ハイを決めかけるなど良い形でラウンドを終えた。
2R、再びジャブ→左ハイという動きを見せたザハビが、しっかりとジャブを当てる。ショートのコンビで前に出るムニョス。ザハビはワンツー+左ミドルを決めた。近い距離でも打ち合うザハビが右を当て、ショートアッパー、ジャブ、ボディと精度ばかりか手数でも上回ってくる。ムニョスも負けじとジャブと蹴りを繰り出すも、間がザハビか。
ワンツーをクリーンに入れたザハビは、右ストレートにダブルレッグを合わされる。ムニョスはバックに回るが、すぐに正対され打撃の間合いになるとアッパーを被弾。左目の周囲を腫らしたムニョスのダブルレッグを切ったザハビが、ジャブを伸ばす。ムニョスは右ローを返し、ジャブや前蹴りへ。残り20秒でのダブルも切られたムニョスは、ボディにヒザを受けた。
最終回、ムニョスの前蹴りにも、ザハビが踏み込んで左フックを振るう。ジャブと前蹴りのムニョスが左フックを入れる。続いてガードの上から右フックを放ち、勢いで上回るムニョスだったが、ザハビが右フックを打ち込む。さらに左を続けたザハビは、ジャブを入れて右を伸ばす。ムニョスはジャブで殴られながら前に出るものの効果的なパンチはなく逆にワンツーで殴られる。
ダブルレッグにギロチンを合わせようとしたザハビ。ムニョスが頭を抜いて打撃の間合いも、ムニョスはワンツーを被弾して前方に姿勢を乱す。最後まで前に出るムニョスは「こいこい」と挑発するが、ザハビが乗ることなく最後もダブルレッグを切って勝利を確信した。
5連勝としたザハビは「トップ15の誰かと戦いたい。試合を組んでくれ」と話し、兄フィラスと勝利を喜んだ。プレリミに5選手が出場したカナダ勢は、4勝1敗と力を見せてメインにつないだ。