【Pancrase321】右を振りまわし勝負を賭けた田村一聖が、中田大貴に壮絶TKO負け
【写真】この表情で、この大振り。一聖に何が起こっていたのだろうか……(C)MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
中田大貴(日本)
Def.1R3分36秒by TKO
田村一聖(日本)
右カーフを3発蹴った田村が右を当てる。間合いを外した田村に対し、中田が組むがすぐに離れる。
先制した田村が、再び右を打ち込み中田が姿勢を乱してマットに手をつける。かなり力が入った右を繰り返す田村だが、セコンドの八隅孝平は「テイクダウンで良いよ。MMAで」と指示を出す。
田村は届かない距離でも右を振りまわす。前蹴り、続いて顔から飛び込むように右オーバーハンドを見せる。
これを見てバックステップでかわした中田に対し、コーナーの大沢ケンジは「打ってきているぞ、打ち合いに持ち込め。殴られても、殴り勝て」とアドバイスを送る。田村の右に中田がボディを合わせる。左も右と同様に大振りになる田村だが、ローに右を入れる。直後に右をもう1発当てた田村は、さらに右を続ける。中途半端に下がり方では、右を被弾し続ける中田は、その右の空振りにエルボーを狙い、組んでヒザを入れる。
ほぼ右だけになった田村は、その右を当ててケージに下がった中田を追いかけて右を連発する。
中田は前に出て右ローから左ハイ。距離も防御もいつもと違い、右に回って右一辺倒の田村が左を見せるが、ここで中田が左を合わせて腰が落ちる。すぐに立ち上がった田村はケージに詰まり、パンチのラッシュを受けてしまう。
田村はここでも左を振るったが、中田が左フックを合わせ、前方倒れる。パウンドを受ける田村を見てセコンドからタオルが投入された。