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【Pancrase344】1Rは組み技・3Rは打撃でポイントを取ったサンウォンが中田から判定勝利を収める

【写真】3Rの打撃戦ではサンウォンがジャブ・右ストレートを的確に当てた(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
キム・サンウォン(韓国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
中田大貴(日本)

サンウォンが右カーフを蹴る。中田はガードを上げてサンウォンのカーフをカットしながら前進し、ジャブからパンチを顔とボディに打ち分ける。

サンウォンは中田の左フックにダブルレッグを合わせてテイクダウンし、中田はサンウォンの首を抱えてケージに体を預ける。

サンウォンは自分の両足で中田の足を束ねて寝かせながらバックにつく。中田は両足をフックさせずに脱出しようとするが、サンウォンはすぐに組んでスタンドバックへ。

中田の身体を持ち上げてテイクダウンして寝かせると、サイドからバック、マウント、そしてバックとポジションを変える。1Rはジャッジ3名とも10-9でサンウォンにポイントをつける。

2R、サンウォンが右の前蹴り、中田も右カーフを蹴り返す。サンウォンがジャブを突き、中田は左フックを当てる。組みついたサンウォンがダブルレッグの形でテイクダウンし、立ち上がる中田のバックにつく。

一旦離れたサンウォンが左のパンチを打って、再びダブルレッグへ。中田はギロチンを狙いつつ、サンウォンのテイクダウンをディフェンスする。サンウォンは中田のヒザ裏で両手をクラッチして尻餅をつかせるが、中田も腕を差し入れて離れる。

試合がスタンドに戻ると中田が右ストレート、左ボディと左フック、左ミドル。さらに左フックを当てて突進。首相撲からヒザ蹴りを突き上げ、組もうとするサンウォンの顔面にヒジを入れる。

サンウォンも必死にダブルレッグに入ってテイクダウンを狙い、スタンドで中田のバックにつく。終了間際、両者の距離が離れると中田が右ストレートを打つ。このラウンドはジャッジ3名とも10-9で中田を支持した。

3R、中田がジャブと左ミドル、右カーフを蹴る。サンウォンもジャブを突いてサークリングする。

中田はそこに右アッパーを突き上げるが、サンウォンも右ストレートを当てる。距離を取ってジャブと右カーフを蹴るサンウォン。中田もジャブを返してワンツーで前進するが、サンウォンの右ストレートが当たる。中田は右カーフを蹴って左ボディを当てる。

サンウォンはジャブを当てて組みつき、距離が離れるとワンツーを当てる。サンウォンが右ストレート、中田が右カーフ。両者の左フックが交錯する。

サンウォンが右ストレートを打つと、中田も右アッパーを変えす。ワンツーと右カーフのサンウォン。中田は右アッパーと左ボディを当てて前進。終了間際、サンウォンがワンツーから左フック。中田も左フックを打ち返して前に出る。

判定はジャッジ3名とも29-28でサンウォンとし、サンウォンが中田との一戦を制した。

試合後、サンウォンは「パンクラスにこのようなメインカードを組んでもらって感謝しています。メインということでプレッシャーもありましたが乗り越えることが出来ました。感謝している人は本当に多くて、あとでみなさんにそれを伝えたいと思います」とマイク。最後はアイ・ラブ・ジャパン!で締めた。


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