【Bellator259】ヴァンダーフォード、エドワーズ弟をテイクダウンで寄せ付けずフルマークの判定勝利
【写真】しっかりとテイクダウン&コントロールで勝利したヴァンダーフォード。エドワーズはこの展開にハマるようだと、ストライカーとしては厳しい(C)BELLATOR
<ミドル級/5分3R>
オースティン・ヴァンダーフォード(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ファビアン・エドワーズ(英国)
サウスポーのエドワーズが、左ミドルハイを2発見せる。右オーバーハンドから組みついたヴァンダーフォードが、一気にボディロックテイクダウンを決める。両足を束ねたヴァンダーフォードは、エドワーズの右手首を掴み引き寄せて背中をマットにつけさそうとする。
金網にもたれて耐えるエドワーズは、立ち上がって体重を掛けていく。下になりそうになったヴァンダーフォードはクラッチを解いて離れると、右ストレートを届かせ右ローを蹴る。エドワーズも左ストレートを入れるが、ヴァンダーフォードも右ストレートを返し、右ミドルを決める。エドワーズは左ストレートから左ハイを、さらに三日月を蹴る。ヴァンダーフォードのダブルレッグを一度の切るが、直後に組みついたヴァンダーフォードが尻もちをつかせる。このままヴァンダーフォードがトップをキープした。
2R、左ローに左フックを合わせたヴァンダーフォードが、ローが急所に入ったとブレイクを要求する。直ぐに試合は再開され、ヴァンダーフォードがワンツー、エドワーズが左エルボーを打ち込む。テイクダウンを切られたヴァンダーフォードは、ローを蹴られ、三日月を2発もらう。エドワーズはここから左ジャブを当て、左ハイへ。前に出られなくなったかと思われたヴァンダーフォードが、一気にダブルレッグを決める。
完全にケージにもたれて座った状態のエドワーズだが、ゆさぶったヴァンダーフォードがバックにまわり立ち上がる。正面に回ったダブルレッグのヴァンダーフォードに対し、切ったエドワーズが姿勢を乱して引きこむ。ハーフで抑えるヴァンダーフォードは、足を戻しに来たエドワーズが足を一本抜き、枕でプレッシャーを与える。スイープ狙いも潰されたエドワーズが2回も失った。
最終回、テイクダウンゲームでリードしているヴァンダーフォードはニータップでテイクダウンを決める。残り4分15秒、ケージ中央でヴァンダーフォードはパスの圧力を高める。スクランブルに盛り込めず、背中をお許しそうになったエドワーズは前転からガードを取り直す。ハーフから勢いのある左のパンチを下ろすヴァンダーフォードに対し、エドワーズは動きが取れない。ヴァンダーフォードはトップコントロール&パンチとヒジ打ちを纏める。最後もエルボーを振り下ろしたヴァンダーフォードが、危なげない試合内容で3-0の判定勝ちを決め、デビュー以来の連勝を11とした。