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【ONE Fists of Fury03】ONE2戦目=アレックス・シウバ戦、箕輪ひろば「飲み込まれた方が負ける」

【写真】所属するSTFのキッズ修斗の面々と (C)MMAPLANET

本日19日(金)に中継されるONE117 Fists of Fury03。今回の中継で箕輪ひろば✖アレックス・シウバ戦が放送される。

リト・アディワンを相手にONE初陣で判定勝ちを収めた修斗世界ストロー級チャンピオン箕輪のサークルケイジ2戦目は、同級元世界王者だ。

ファイトウィークに箕輪の話を訊くと、溢れんばかりの修斗愛が彼の口から零れてきた。


──アレックス・シウバ戦、オファーはいつ頃ありましたか。

「正式なオファーは1月中旬ぐらいだったと思います」

──では1カ月ほど準備期間はあったということですね。

「そうですね。前回、一応勝ってマイクでランキングで上の選手とやらせて欲しいと言っていたので、それが叶うならシウバ選手が来るんじゃないかと思っていました。もともとランクは4位がシウバ選手で、5位が僕だったのが、ボカンが入ってきて僕は落ち、シウバ選手が5位。一番近い相手なので、次はそうかと」

──実際に来た時の気持ちは?

「あぁ、なるほどね──と(笑)」

──シウバと戦うには、どこに気を付けないといけないでしょうか。

「寝技は強いと思います。でも戦うとなって映像を見てみると、打撃ができない選手ではないなと。寝技が強すぎて、その印象が強いから打撃ができない風に思われていますが、普通にできている。だから寝技の選手というよりも、総合の選手ですね」

──腕十字の印象が鮮烈です。

「上手いです。煽って仕掛けて、逃がさない。足や腕を取って逃がさない、その想像力や極め力は凄いと思います。取り方も色々と工夫していますよね」

──そんなシウバに対して、どのような試合をしたいと思っていますか。

「僕のテイクダウンは警戒してもらっていると思います。打撃で圧力を掛けてテイクダウンして、最終的にはTKOなり一本という考えではいます」

──テイクダウン後は彼の庭ともいえますが。

「テイクダウンから削って取るのは、僕の強味です。そこから逃げず、勝負しないといけないです。でも臨機応変に戦って、ひょっとしたらスタンドでいくかもしれないです(笑)。

シウバ選手は当たらない距離で一発振って入るタイプですが、僕は当たる距離でパンチをかわしてテイクダウンに入るのが得意なので、その辺りの駆け引きが必要ですね。一発一発、力を入れて戦うので、あの距離で戦わないようにしたいです」

──一発、一発力を入れて振ることで空振りもあり、スタミナをロスしがちという見方もあります。

「どうですかねえ……5Rの試合が多いので、3Rになるとどうなるのか。後半が強いというよりも、決めたことを淡々と続ける選手なので見極めが大切になるかと思っています」

──テイクダウンの攻防でも、スクランブルや柔術で相当に粘ります。

「厄介ではあるんですけど、僕のパターンにハメ込むことができると……動いてくれる方が対応しやすいのはあります。そこを上手く嚙合わせることができれば問題ないかと。

シウバ選手のムーブと僕のムーブのハメ合い。相手を動かさないのではなくて、動いもらって上を行く。そこで先手を取った方が勝つ──飲み込まれた方が負ける試合になると考えています」

──なるほどぉ!! 興味深いです。ところでリト・アディワンが川原波輝選手にKO勝ちしました。

「アディワンはMMAとして、完成されていない部分があったのが、洗練されて完成に近づいてきたと思います」

──日本のプロモーションの現王者と元王者が集結した階級になってきて、直接対決でない部分での勝負もあるかと。

「結局はONEが用意した相手に明確に勝つことが必要だと思います。前回の試合が明確かどうだったかというのはありますけど、結果で見せていくしかないです」

──今回、アレックス・シウバに対して明確な勝利が必要ということですね。

「そうですね。完全決着ですね。アディワンとの試合は完全決着より、勝つことを重視していたので──今回は勝ち方も問われていると思います。修斗の王者は強いんだというのを見せたいので、完全決着で勝てるようにしたいです」

──修斗王者……ベルトも防衛していくという気持ちに変わりないですか。

「ハイ。相手が用意されて、試合が組まれれば戦います。いつでも戦います。僕は修斗のベルトを返上したくないし、修斗で戦い続けたいので」

──そこはサステインとONEの話し合いということですね。

「僕はチャンピオンのなかで新米だから、こういうことを偉そうにいうのはどうかと思うのですが、修斗のベルトを手放したくはない。

色々な事情はあるかと思いますけど、何のためにこのベルトを巻きたかったのか……。僕は山上さんに憧れて、ベルトを獲りたかったです。それにベルトを巻いたからと言って、山上さんを越えたとは思っていないです。

一つの物差しとして、あのベルトを手にすることが必要でした。それを手にしたので、ここからどうやっていくのか。そこを問われていると思っています。修斗のベルトを通行手形にしたくない。修斗の王者だから、ここまで来られた。そして、この先もある。それを見せたいです。

ストロー級って世界的に見ても、一番注目されていない階級だったと思います。のび太さんと猿田さんがONEで世界チャンピオンになった。修斗のチャンピオンは──少なからずともストロー級のチャンピオンは世界で通用するんだというのを見せたい。だから修斗のチャンピオンのまま、ONEで勝ち続けたいと思っています」

──修斗とONEの規模を考えると、ONEに集中するというのも十分に理解できます。逆にそうでないと勝てないぐらい厳しい世界です。そういうなかでの箕輪選手の修斗への拘りは、どういうことなのかと。

「何にもできないガキをここまで育ててくれたのは修斗です。右も左も、上も下も分からない──勉強もできない、吹奏楽部で運動もできない。

ただの阿呆が山上幹臣というチャンピオンを見て、僕もああなりたいと思いました。その時にジュニア修斗、アマ修斗、プロ、クラスB、クラスA、ランキング、世界王座と道筋があった。

それがあったから目標を見失わずに、まっすぐ進むことできたんです。僕は修斗に育ててもらったと思っています。だから、チャンピオンになったから『ありがとう、修斗』とはできないです。

修斗に恩義を感じているし、恩返しができるのはこれからです。修斗がどれだけかっていうのをONEで見せることで、僕が夢を持てたジュニア時代のように、今、ジュニア修斗で頑張っている子供たちに同じような夢を持ってもらえる。そういう修斗のチャンピオンでいたいです」

■視聴方法(予定)
3月19日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Fists of Furry03対戦カード

<キックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] ムスタファ・ハイダ(イタリア)

<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(米国)
アルマ・ユニク(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
箕輪ひろば(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
マイラ・マザール(ブラジル)
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
ロシャン・マイナン(インド)
アジス・カリム(インドネシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
フー・ヨン(中国)

※昨年12月18日に収録された試合。それ以外の試合は2月26日に実施された。

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