【RIZIN53】初来日、高木凌戦へ。中国の五味隆典ことリー・カイウェン「この拳とともに生きていく」
【写真】この風貌。そしてインタビューは通訳なし、全て英語でこなせる。まさにインテリ〇〇〇だ(C)MMAPLANET
5月10日(日)に神戸市中央区のGLIONアリーナ神戸で開催されるRIZIN53。同大会に中国のThe Fireball Kid五味隆典こと、リー・カイウェンが初来日を果たし高木凌と対戦する。
Text by Manabu Takashima
レスリングベースのハードパンチャー、ファイトスタイルも容姿も五味に酷似するカイウェンは、キャリア16の勝利のうち9試合でKO勝ちを収めている。そのカイウェン、ONEで長らく活躍しUFC PI上海のトレーニングプログラム・ファイターに抜擢されると、Road to UFCから最高峰を目指した。
2度に渡る機会を逃したが、「俺は戦って生きてきて、これからも生きていく。一生が終わるわけじゃない」と現役続行――世界レベルの拳と同時にアンダーグラウンドの空気をRIZINに持ち込む。
――カイウェン、RIZINでの高木凌選手との試合まで2週間を切りました。今の気持ちを教えてください(※取材は4月27日に行われた)。
「最高だ。日本で、RIZINで、戦うことができる。そのためにハードなトレーニングを積んできた。デンジャラスな試合をする」
――Road to UFCに2度出場、しかし契約はできず。昨年の8月に中村京一郎選手に敗れた時は、どのようなキャリアを進もうと考えていたのですか。
「う~ん、俺は確かに負けた。でも、それで立ち止まることはできない。俺は戦って生きてきて、これからも生きていく。あの試合で負けても、人生が終わるわけじゃない。顔を上げて、立ち上がり、前に進むだけだった。そして、RIZINで戦うことになったんだ」
――RIZINからオファーがあったのは、いつ頃だったのですか。
「忘れた」
――(笑)。
「多分、2カ月ぐらい前だろう」
――その時の気持ちは?
「そりゃあ、最高だった。俺はRIZINのこともずっと興味を持っていたからな。サッカーボールキックが許されていて、グラウンドでヒザも使うことができる。よりバイオレンスな戦いができる。俺の力をフルに使うことができる。
これまで3人の中国人ファイターがRIZINで戦っているが、皆負けている。俺がRIZINで初めて勝利する中国人ファイターになるんだ」
――ルールは大歓迎のようですが、リングで戦うことはどのように思っていますか。
「リングもケージも関係ない。この拳で相手をぶちのめすだけだからな」
――では、その対戦相手となる高木選手の印象を教えてください。
「実はあまりヤツの試合はチェックしていない。なぜか? 俺は俺の戦いをするだけだからだ。ヤツが破壊力のあるパンチを振ってこようが、華麗なキックを蹴ってこようが……あるいはテイクダウンを狙ってきても関係ない。俺は、俺のこの拳をファッキ〇な相手に叩き込むだけだ。最高にデンジャラスな試合をして、しっかりと倒す。そして、あと2試合勝ってRIZINライト級のチャンピオンに挑戦する。そのためにRIZINで戦う。俺こそが、最高のバッドアスだから」
――3連勝でイルホム・ノジモフに挑戦するというのが、カイウェンのプランなのですね。
「アイツは強いよ。良いチャンピオンだ。UFCやPFLでも戦える力を持っている。ただし、さっきも言ったように俺はチャンピオンになるためにRIZINで戦うことを決めたんだ。とにかく用意された目の前にいる相手を倒す。そして王座に挑戦して、その試合で勝つ」
――先ほど、中国人初のRIZINウィナーになると言われていましたが、中国MMAの強さをRIZINで見せたいと考えていますか。
「10年前、俺たちにとって韓国と日本が最大のライバルだった。日本は強かった。PRIDEがあったから、日本は強かった。ただし中国の力を見せるとか、そういうことはあまり考えていない。他の選手が負けていて、俺が勝つからそう口にしただけだ。どこかの代表だとか、何かを背負って戦うとか、そういうつもりは俺にはない。俺は自分の力を示し、この拳で勝利を手にするだけだ」
――とにかく拳で勝負。カイウェンは好むかどうか分からないですが、そういう空気もファイトスタイルも、そして容姿もやはり五味隆典選手を彷彿させます。中国の五味隆典と呼ばれることをどのように思っていますか。
「良いことだよ。日本のファンに俺のことを知ってもらえるきっかけになる。そして一度でも俺の試合を見れば、絶対に日本のファンは俺のことを好きになるだろう。この体中にあるタトゥーもそうだ。〇〇〇のようなファイターが、思い切り相手を叩きのめす。絶対に、そこも日本のファンは気に入るはずだ」
――〇〇〇とインタビューで、ハッキリと口にする選手は初めてです(笑)。
「そうか? 時代が時代だから、俺はファイターになった。デンジャラスな戦いで、命を懸けて生きる。〇〇〇もファイターも同じだ。時代が許してくれないから、俺は〇〇〇でなくファイターになった。この拳を武器に、自分の力で富を手にする。家族が豊かな生活を送れるように、な。俺は〇〇〇になれるなら、なりたかった。〇〇〇は何か事が起こった時に、人々のために生きる。でも、そういう時代ではなくなった。だから、俺はファイターとして、この拳とともに生きていくんだ」
――私の故郷が大きな自然災害に襲われた時、行政よりも先に食料物資を配って回ったのも地元の〇〇〇でした。それこそ任侠ですね。では日本のファンに一言お願いできますか。
「5月10日、最高にタフで、デンジャラスな試合をする。日本の皆は、俺の試合を楽しみにしてほしい」
■視聴方法(予定)
5月10日(日)
午後12時30分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!
■RIZIN53 対戦カード
<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者] イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)
[挑戦者] ルイス・グスタボ(ブラジル)
<スタンディングバウト特別ルール 無差別級/3分3R>
平本蓮(日本)
皇治(日本)
<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
金太郎(日本)
<フェザー級/5分3R>
高木凌(日本)
リー・カイウェン(中国)
<フェザー級/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ライアン・カファロ(米国)
<バンタム級/5分3R>
ダイキ・ライトイヤー(日本)
梅野源治(日本)
<女子51キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
ケイティ・ペレス(米国)
<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也(日本)
宇佐美正パトリック(日本)
<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
ジェイク・ウィルキンス(日本)
<62キロ契約/5分3R>
ジョリー(日本)
児玉兼慎(日本)
<フライ級/5分3R>
飴山聖也(日本)
平本丈(日本)
<フライ級/5分2R>
濱口奏琉(日本)
砂田華杜(日本)
<キック 62キロ契約/3分3R>
勇志(日本)
麻太郎(日本)
<キック 女子46キロ契約/3分3R>
上田樹那(日本)
北野ヒナタ(日本)
<キック 57キロ契約/3分3R>
祥汰(日本)
須藤智也(日本)



















