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【ONE FN42】無敗のアルメニア戦士=ガザリアン相手に、反撃の狼煙をあげることができるか――箕輪ひろば

【写真】攻勢の間で、展開を変える。そんな戦いが見たい (C)ONE

明日11日(土・現地時間)にタイはバンコクのルンピニー・スタジアムでONE FN42が開催される。29日(水・祝)のONE SAMURAI SERIES01に契約下にある選手だけでなく、ワンマッチ契約の選手がを含め、日本人ファイターが集結するなか、バンコクのリングに箕輪ひろばが出場しカレン・ガザリアンと対戦する。
Text by Manabu Takashima

フライ級転向でONE離脱も考えたこともあったが、「逃げたと思われたくない」という気持ちで契約を更新。しかし、イ・ユンジュンに敗れONE戦績は3勝4敗と黒星先行となってしまった。その後、8カ月試合が組まれなかったが、このタイミングでONEデビュー戦となるアルメニア人ファイターのガザリアンと戦うこととなった。


アマMMAで活躍後、ジョージア、ウクライナ、母国アルメニアでキャリアを積んだガザリアンだったが、コロナで試合機会を失い、実に4年以上も実戦から離れていた。2024年5月にジョージアで実戦復帰し、昨年8月にカザフスタンのNaiza FCで戦い、レコードを5勝0敗としている。

5つの勝利は全てフィニッシュというガザリアンは、とにかく粗く、激しいファイターだ。左右のパンチが、ストレート系で予想以上に伸びると思えば、思い切り弧を描いたフックを振り回す。

その勢いが乗り移ったようなテイクダウン後も、トランジッションとスクランブルは打撃に負けない勢いを持つ。と同時に、攻める意識が強すぎて自らが攻められることも少なくない。箕輪とすれば、打・倒・極、個々の強化と潤滑等々、自信の戦いを追求し続けてきたわけあだが、とにかく能動的な攻撃を繰り返し、展開を変えること。結果として打撃で攻め、テイクダウンを仕掛け、パウンドで削って極めるという流れになるかもしれないし、打撃で終わるという結論もある。

逆に打撃で圧されるから組む。下にされたから、スクランブルという受け身の選択では、ガザリアンの猛威にさらされることになってしまう。理想的な展開は、打から支配してテイクダウン→トップゲームやバック奪取という流れだ。仮に打で劣勢になったとしても、負の回転=テイクダウンで局面の打開を狙うのではなく、負けじと打で対抗する。そんな粘りが、箕輪のMMAを勝手に回転させることになるはずだ。

また今大会ではサブミッショングラップリングに、岩本健汰が出場する。ADCC、WNO、CJI、Polarisと世界レベルで戦ってきた岩本が、ついにONE参戦。タイトルコンテンダーのダンテ・リオン超えを果たすと、世界の頂点でありながらMMAも戦う兼業グラップラーとなったタイ・ルオトロ戦も見えてくる。


■放送予定
4月11日(土・日本時間)
午前9時45分~U-NEXT

■ONE FN42対戦カード

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
チェイス・マン(米国)
フー・ヨン(中国)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
ザカリア・ジャマリ(モロッコ)

<ムエタイ・バンタム級/5分3R>
スアキム・ソー・ジョー・トンプラジン (タイ)
ウラジミール・グズミン(ロシア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
箕輪ひろば(日本)
カレン・ガザリアン(アルメニア)

<ムエタイ・フライ/3分3R>
ブラック・パンサー(タイ)
ディエゴ・パエス(米国)

<サブミッショングラップリング・ウェルター級 (※83.9キロ)/10分1R>
ダンテ・レオン(米国)
岩本健汰(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ジョシュア・ペレイラ(米国)
ギルバート・ナカタニ(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ドミトリー・コフトゥン(タジキスタン)
モハナド・バットブーティー(イラク)

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