【Shooto2020#07】平良達郎、清水清隆を相手に驚愕の快勝。打に組みに、予想以上のポテンシャル見せる
【写真】下馬評を完全に覆した──完璧な快勝だった(C)KEISUKE TAKAZAWA
<バンタム級/5分3R>
平良達郎(日本)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
清水清隆(日本)
慎重な立ち上がりのなか、平良が左ローを蹴る。続いて左ボディジャブを伸ばした平良は、右を当てる。前に出て右ローを清水が入れる。勢いのある右ローを返した平良、清水が左を打っていく。緊張感のある主導権争いのなかで、清水が素早い踏み込みからワンツーを狙う。
続く清水の踏み込みに、バランスを崩した平良は立ち上がって左ジャブから左ロー、そして右ローを蹴る。清水の前進にバックステップで対応すると、平良は飛び込みに左を合わせようとして初回が終わった。
2R、左を見せてから、次の間合いでダブルレッグに出た平良がシングルからバックへ。そのままワンフックで後方に倒れると左腕を喉下に入れる。胸を合わせにいった清水だが、平良は背中を取り続け四の字フックで絞めの機会を伺う。四の字を組み替えた平良は襷掛けへ。清水が立ち上がるが、平良は背中をつけて左腕をアゴの下に入れる。
上体を起こした平良に対し、背中をつけた清水がブリッジからスクランブルへ。戦局がスタンドに戻ると、清水の左フックにバックに回り寝技に持ち込む。ワンフック&バックに取った平良が最後に殴り、完全にラウンドをモノにした。
最終回、右ローを蹴った平良は、左ジャブを伸ばす。清水は右ボディストレート、平良が左ローから左ミドルを入れる。清水のワンツーを見た平良は、左フックにダブルもこれは清水が離れる。続く清水のステップインに右を合わせた平良が、ケージ中央を取る。近い距離では組むと、平良がヒザを見せる。ダブルを切った清水は右フックをヒットさせる。跳びヒザから殴った平良が、もう一発ヒザを繰り出す。
平良は清水の左に右を合わせ、右フックをかわしてローを冷静に蹴っていく。最後の40秒、清水は右を当てるが、すぐに右を当て返す。清水は飛び込んで右もバランスを崩し、平良がトップを取りきりタイムアップに。
3-0 で清水越えを果たした平良は「清水選手、僕の対戦を受けてくれてありがとうございます。こうやってランキング1位の清水さんに勝てるようになったのも、松根会長をはじめザ・パラエストラ沖縄のチームの皆のおかげです。1位に勝ったので、挑戦権を得たということで良いですか。来週、修斗沖縄大会があって僕のチームメイトも試合をします。皆さん、ツイキャスを購入してみてください」と話した。