【UFC ESPN15】佐藤天……帯状疱疹で出場許可下りず。「調子を維持して、前を向いてやっていきます」
【写真】無念という言葉しか浮かばない。それでも佐藤天は前を見続ける (C)ON THE ROAD MANAGEMENT
21日(金・現地時間)、22日(土・同)にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN15「Minchoz vs Edgar」でダニエル・ロドリゲスと戦う予定だった佐藤天にドクターストップが掛った。
計量も終え、残すはファイトのみとなった佐藤だったが、ドクターチェックで帯状疱疹の跡がみつかり──これが感染の可能性があると判断されて試合出場を許可されなかった……。
医学的なことなので、発言を控えるべきかもしれないが、日本国内でいえば帯状疱疹はいってみれば水痘症、感染して起こる症状は水疱瘡とされている。果たして2週間前の症状で伝染性があるのか。跡は残るもので、跡なのであるから急性期ではなく、他人に感染させる可能性があるという話は聞いたことがない。
急性期でもあったとしても、水痘が敗れて感染するのはワクチンを未接種の乳児だけだという意見もある。日本でいえば不可解ともとれるドクターストップだが、コミッションの規定に抵触してしまったことには変わりない。
なお佐藤はMMAPLANETの読者に──以下のような、前向きなメッセージを送ってくれたので紹介したい。
佐藤天
「今回の試合を楽しみにしてくださっていた皆さん、試合がキャンセルになってしまい申し訳ありません。
前回の試合後から今回の試合に向けてすぐに練習も再開して、ずっと良いコンディションで試合まで創り上げてこられましたが、2週間前に発症した帯状疱疹が原因で試合ができなくなってしまいました。試合がなくなってしまったのは自分自身とても残念ですが、日々成長している実感もありますし、この調子を維持してまたすぐに前を向いてやっていきます。
次はさらに強くなった姿をお見せできるように引き続き精進していきます」
なお佐藤のドクターストップの要因は、右の胸に引っ掻き傷がみつかり、かさぶたになり切っていない部分が見つかり、また神経性のライン上になる背中の部分にも症状が見らたことで──対戦相手に感染する可能性がゼロではないということで出場停止となった。