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【Awards】MMAPLANET MMA Awards 2017─03─ Domestic MMA : KO部門15位~11位

KO 15【写真】何が起こったのか、その瞬間狐に包まれたような長倉のジャンピング左ジャブKO (C)KAORI SUGAWARA

2018年のMMAも、すぐに本格的にスタートが切られる。僅かなウィンターブレイク期間中に2017年のMMAをMMAPLNET視線で振り返ってみたい。UFC、UFC以外の海外プロモーション、国内MMAプロモーションから、MMAPLANETが試合レポートを掲載した試合限定のMMA Awards 2017。

KO、サブミッション、ドミネイト、ベストシーン、ベストファイト、ブレイクスルーファイター、そしてMVPの7部門をそれぞれ選び、MMA史のマイルストーンとした。第3回は国内MMA大会のKO部門、11位から15位まで。


<Domestic MMA KO部門15位>
KO 1510月21日 DEEP80
<フェザー級/5分3R>
長倉立尚(日本)
Def.2R0分27秒by KO
ジョイ・ボーイ(グアム)

初回から飛びヒザやスーパーマンパンチなど遠い距離から、大きな技を繰り返していたジョイ・ボーイ。長倉は様子見のファイトでジャブを伸ばす程度だったが、2Rに入るとジョイ・ボーイのジャンピニグニーに合わせて、長倉も前でなく上に飛んで左ジャブを伸ばす。このパンチが当たり、ジョイ・ボーイが頭からマットに落ちて勝負は決した。

<Domestic MMA KO部門14位>
3月24日 SHOOTO
<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング(日本)
Def.1R0分18秒by KO
小蒼卓也(日本)

魚井フルスイングの7連勝、4試合連続KO勝ちは18秒で決まった。左ハイをブロックした小蒼が、右の蹴りを放ちつつ前へ。魚井はドンピシャのタイミングで左オーバーハンドをフルスイング、この一発でKO勝ちに。連勝を8、連続KOを5に伸ばした魚井は10月に論田戦がドローとなり、1月28日にZOOMERと環太平洋王座を賭けて戦う。

<Domestic MMA KO部門13位>

(C)KAORI SUGAWARA

(C)KAORI SUGAWARA

10月8日 Pancrase290
<フェザー/5分3R>
髙谷裕之(日本)
Def.1R1分12秒by KO
日沖発(日本)

左ジャブの差し合いから、髙谷が蹴りを交えて左フックを振るう。日沖は左ジャブからミドル、そして一気に距離を詰めるとショートの連打に続きアッパーを打ち込む。一気にラッシュをかけた日沖に対し、髙谷が右オーバーハンドを当てると動きが止まった日沖は頭からキャンバスへ。パウンドで一度意識が戻るも、そのまま殴られて髙谷が勝利した。

<Domestic MMA KO部門12位>
KO 127月15日 HEAT40
<HEAT総合ウェルター級選手権試合/5分5R>
ソン・ソンワン(韓国)
Def.1R0分08秒by TKO
ネルソン・カルヴァロ(スイス)

ライト級転向も噂されたスイスのウェルラウンダー王者カルヴァロの評価は、知る人ぞ知る高いモノでHEATらしいチャンピオンだった。そのカルヴァロの顔面を相手に初弾の右が捉える。ストンと後方に倒れたカルヴァロにパウンドの追い打ち、08秒KO劇は2017年度国内最短試合。出会い頭か実力か、ソン・ソンワンの早期防衛戦を望む。

<Domestic MMA KO部門11位>

(C)KAORI SUGAWARA

(C)KAORI SUGAWARA

7月23日 SHOOTO
<バンタム級/5分3R>
佐藤将光(日本)
Def.1R4分58秒by KO
ルーベン・デュラン(米国))

力強いオーバーハンドを振るい、右を佐藤にヒットさせる元UFCファイターのデュラン。ダーティーボクシングとケージレスリング、北米MMAらしい攻撃を続けるディランに対し、佐藤もケージに押し込んだ状態でエルボーを打ち込む。テイクダウンに蹴りを合わせた佐藤が右フックからパウンドを連打。MMAのリズム、間合いの打撃でKO勝ちを決めた。

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