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【DEEP79】ランボー宏輔に勝利の和田竜光─01─「階級が違うのに受けてくれた。だからこそ……」

Tatsumitsu Wada【写真】撮影ではこのような感じの和田だったが、インタビュー自体は試合を欲する想いがひしひしと伝わってきた(C)KAORI SUGAWARA

16日(土)、東京都大田区の大田区総合体育館で行われたDEEP79で和田竜光はランボー宏輔にRNCで勝利した。

昨年12月のRIZINでカイ・カラフランスに判定3-0で勝利し、今年はフライ級GP出場決定──と思いきや、GPは一階級上で開催となり出場機会が巡って来なかった和田。日本を代表するフライ級ファイター、いや階級を越えてなお、日本を代表する実力者にもっと光を──。

約1年3ヶ月振りのDEEPで勝利を挙げたばかりの和田を会場ロビーでキャッチした。


──前回のRIZINでの試合から9カ月、DEEPでの試合は1年3カ月振りでした。勝利おめでとうございます。

(※しばらく腕を組んで考え込む)「う~ん。あまり特に思う事はないです。『良かったぁ。とりあえず勝ったなあ』という感じですね。遊べるなぁって(笑)」

──勝利の直後とは思えないクールさですね。この試合に対するモチベーションはどのようなモノだったのでしょうか。

「結構大変でした。『RIZINに出たい!』という気持ちでいたのですがRIZINは出させてくれない。試合はしておきたいなと思ったので、DEEPにお願いして出させてもらいました。

試合が決まったのが1カ月くらい前だったと思うんですけど、対戦相手が見つからないなか、ランボー選手はストロー級で1階級違うのに急なオファーを受けてくれて『格好良い!』と思いました。だからこそ、コテンパンにやっつけないといけないなと思っていたんです」

──試合がある事は先に決まっていて、ずっと対戦相手が決まっていなかった?

「DEEPで試合をするとは思っていなかったというか、勝手にRIZINに出るつもりだったんです。『つもり』です。でも7月大会は出られなくて、10月にも福岡でRIZINはありますけど、バンタム級トーナメントもあるし九州の方の選手も使うだろうから『10月はオファーは掛からないだろうし、無理かな』と。で、DEEPにお願いしました。ただ、相手がなかなか見つからなかった」

──そのような状況の中、組まれた今回の試合はどのような意味があったのでしょうか。

「もちろん勝たなければいけない試合です。いつも通り普通に試合に臨む。RIZINだからとかDEEPだからとかはなくて、いつも通り試合まで調整をする。RIZINに出るのか、DEEPに出るのかというその違いだけでしたね」

──試合内容についてはどのように感じていますか。

「一本取ったので良いかなという感じですね。もちろん完璧ではないですけど、自分の動きを出した結果なので良かったなあと思います」

──首相撲を多用しつつ、そこからテイクダウンに行く動きもスムーズでした。

01「組んだ時に相手はワキを締めて固まっていたので、『じゃあ首相撲にしよう』という感じですね。得意といえるほどでもないんですけど、あれも練習の中でやっている動きなので、自然とそのパターンのうちの1つが出ました」

──首相撲で相手をコントロールする動きは、普段の練習から意識して取り入れているのですか。

「そうですね。昔、DJ Taiki選手とやった時に首相撲でコントロールされた事があって、それで意識し出したのが始まりです。実演しないと難しいですけど、いつもやっている得意な形なのでコツはあります。ただ『コレ!!』という決まった形はなくて、今回はああいう形の首相撲になりました」

──ケージ際でランボー選手が立とうとした時に、和田選手は一旦離れてバックに付き直し、再びテイクダウンをするシーンがありました。

02「そんなにこかせようと思っていたわけではないんですけど、立ったまま良いところを持とうと思っていたら、流れで相手が転んだので『あ、コケた』と思って、体を浴びせて行ったらバランスを崩してくれましたね。

ランボー選手は結構やりにくく感じました。足を蹴ってやろうかなと思ったんですけど、前半に出入りがあったんで『蹴りじゃないな』と思って、ああいう流れで1Rが終わりました。2Rにちょっと足が止まってきたので、蹴りました。もっと蹴りたかったですけど、そういう展開にはならなかったです。

向こうはあまり蹴られないように警戒して出入りをしてきましたけど、その中で別のパターンで攻められたので、まあ、良いかなと思います」

──試合を組立てる為の引き出しが多いですね。

「蹴られるようであれば蹴りますしし、想定していたパターンがダメだった時に他の事が出来なかったら困るので、蹴られないこともあると想定しています。急に『そう来るんだ!』とビックリしたり、『あッ! それが来ると思っていなかった』という事があったら嫌じゃないですか。

だけど、『急に飛び込んで来るかもな』、『じっくり見てくるかも』、『速く出入りしてくるのかな』と頭で何でも1回、1通り試合前にイメージしておけば『ああ、それね』と対応しやすいですから」

<この項、続く>

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