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【Pancrase287】翔兵に一本勝ち、春日井健士<01>「もう自分が大好き!!」

Kasugai & Ihawa【写真】控室でのインタビュー中にも盛り上がりまくり、ALIVE所属の猪原聖太も上半身裸になってポージング(C)KAORI SUGAWARA

23日(日)、Pancrase287における翔兵戦で2R3分26秒RNCによって一本勝ちを手にした春日井健士。勝利後にはKOPフライ級王者マモルへの挑戦をアピールし、一気に弾けまくった。

興奮冷めやらない春日井の試合後の声をお届けしたい。
Text by Kaori Sugawa


──見事な一本勝ち、おめでとうございます。

「ありがとうございます。もう疲れたっス」

──改めて、今の気分を教えてください。

「もう、自分が大好きです。もう自分が大好き!!」

──ホジェリオ・ボントリン戦後に、次の試合で自分の存在証明をしたいと言われていました。

Kasugai「そうですね、これで酒井さんにもアピールできたし、マモルさんにもお願いしますって言えたし。パンクラスに春日井健士がいるんだっていうのが、もうアピールできたんじゃないかなって思っています。

前回の試合がああいう形で相手が計量オーバーして、僕が勝った時だけ勝利、それ以外の結果はノーコンテストになったんで、気持ち的にも『負けても、負けじゃねえ。レコード傷つかない』って思っちゃったし、『負けても負けじゃないし、まあ、イケるっしょ!』って練習試合みたいな気持ちでやってしまいました。

あの試合はノーコンテストだけど、僕の中では負けだと思っているんで。あれがあったから今があるし、『ああ、ああいう気持ちだったら負けるんだなぁ、俺は』というのが分かったんで。あの試合であれだけボコボコにされて良かったと思っています。

凄く良い勉強になりました。今日の試合で気持ちが折れずに1Rではバックチョークは取れなかったけど、2Rで取れたっていうのはあの試合があったからだと思っています」

──心の敗北をしっかりと糧にしたわけですね。

「正直言って、今、僕、めっちゃ成長しているんで。日本で堀口選手とやり合えるのは僕だけじゃないかなって思ってます。今はまだちょっとあれですけど、あと半年、1年くらい時間をくれれば、とんでもなく強くなる自信あるっス」

──ご自身の成長はどういう点に感じられますか。

「スタイルを変えました。自分の体を思うようにコントロールできていないことに気付いて。筋肉量を増やすことはできないんで自分の体を思い通りにコントロールできるように100パーセント使える体にしようと、そういうトレーニングを今しています」

──なるほど。

あと気持ちですね。僕は11年間サッカーをやっていたのですが、高校の時はレギュラーに1度もなれなくて、正直、運動音痴だなって思っていたんです。でも、実はそうじゃない。

今まで勝ってきた試合も、たまたま勝てたっていう風に思っていたんですけど、メンタル的にもそれじゃあダメ。俺は最強だ。『俺は最強なんだ』と思うようにしました。今日の試合でさらに自信がつきました」

──自在に自分の体を使う。コーディネーションに関して、どのようなトレーニングをしてきたのですか。

「まだ、現役中なので他の選手にまだ言いたくないんですけど……色々じゃものを参考にして、自分なりのトレーニングをしています。自分の中でこれは完璧に手応えがあって、練習の時に(志村民雄)館長にも『お前、凄く動きが変わったな』って言ってもらえます」

──その練習はいつ頃から始められたのですか。

「2月ぐらいからですね。動きが変わったな、今までカチカチだった動きが柔らかくなったと言われるようになったのは最近です。僕は試合でスロースターターだったんですけど、今日も1ラウンド目からどんどん行けるな、思い通りやってきたことをやろうという気持ちで戦い、良い動きができました。改善点はまだあるんですけど、大体の動きは出来たなって自負してます」

──初回、バックに入られてからも落ち着いて時間をかけてRNCの形に入っているように感じられました。

「館長の『焦るな、削っていけ』という声も聞こえましたし、仕留められたら良いなぐらいの気持ちでいました。1Rはの最後の最後でもう極められないなって思った時は、離してパンチで印象良く出来たんで。まあ、良かったなと」

──そして2RにはRNCを極め切りました。

Kasugai vs Shohei「2Rは相手を四の字で固定していたので、足に疲れが出てしまっていました。でも、『俺は最強だ』と思ってやり通したんです。相手は柔道ベースで四つも強いと聞いていましたけど、僕は負けてなかったし。逆に僕がテイクダウンしていたし、パンチも当たっていました。自信がつきましたね。

翔兵選手は五輪強化選手だったんですよね?」

──東海大柔道部出身で、講道館杯でベスト8に入り、国際大会でも優勝経験があります。

「高校3年間サッカー部でレギュラーになることができなかったヤツが、そういう選手に勝てる。MMA、最高です」

<この項、続く>

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