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【UFN103】タンキーニョ、スプリット判定でサエンツ下しUFC初勝利

<バンタム級/5分3R>
アウグスト・メンデス(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
フランキー・サエンツ(米国)

地元サエンツは大声援に送られ、アリゾナ在住のタンキーニョことメンデスとの一戦に臨む。ワンツーを低い構えのタンキーニョに伸ばすサエンツ。ワンツー、飛びヒザをかわしたタンキーニョはパンチから組み付くが、サエンツが小手を決めてからの投げを打って離れる。サエンツは左ボディフックをヒットさせるも、タンキーニョも近距離でショートフックを2発当てる。パンチから前に出てきたタンキーニョに対し、サエンツは首相撲からヒザ蹴り。

打撃勝負のタンキーニョにサエンツは右を入れたが、直後にボディロックからテイクダウンを許す。ケージ際まで移動したサエンツはケージを背にして立ち上がろうとするが、タンキーニョが右手を払って背中をつかせる。バック狙いをタンキーニョの股間をすり抜けた立ち上がったサエンツにタンキーニョの右フックを2発入れ、さらに右ストレートで追い打ちをかける。そのままスタンド戦で終えた初回はタンキーニョが取ったか。

2R、右を入れたサエンツが前へ。ここでタンキーニョの左が当たり、サエンツの腰が一瞬落ちる。ヒザ蹴りにテイクダウンを合わせたタンキーニョは、立ち上がったサエンツに大内刈りから小内刈りを仕掛ける。耐えたサエンツの右エルボーで、今度はタンキーニョの腰が落ち、そのままガードに持ち込む。

寝技に付き合わず立ち上がったサエンツ、タンキーニョは右ハイを繰り出すもダメージが残っているか。両者、上体を揺らしながらの打撃戦からダーティボクシングの攻防を経て離れる。残り90秒でサエンツの右フックがヒットし、タンキーニョは後退。テイクダウン狙いを潰したサエンツがヒザ蹴りからケージにタンキーニョを押し込み、右エルボーを放っていく。タンキーニョの左ミドル後にテイクダウン狙いのサエンツがリフトアップ、足で着地したタンキーニョはこの回を失った。

最終回、右を当てたタンキーニョ。直後に逆にパンチを被弾したが、バランスを崩したサエンツにラッシュをかける。組んで息を整えようとするサエンツは、細かい右エルボーを見せる。体を入れ替えたタンキーニョの小外掛けは決まらず、再び押し込まれた状態から離れて打撃戦へ。右を受けて体が流れたタンキーニョ。残り2分でダブルレッグによるテイクダウンも、サエンツがすぐに起き上がってケージに押し込まれる。

サエンツのダブルレッグを切ったタンキーニョは、左フックを入れる。試合終了まで30秒で今度はシングルレッグで尻餅をつかせたタンキーニョ。倒されるたびに即立ち上がるサエンツ。試合はこのままタイムアップとなり、スプリット判定の末タンキーニョに凱歌が挙がった。


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