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【Ground Impact】東を終えて、西日本選手権へ。関根と伊東の再戦は実現するのか

Sekine【写真】短時間でも濃縮な刻を戦った関根と伊東。東京から大阪へ場所を移し、両者の試合は再現されるのだろうか (C) Tsubasa Ito

Ground Impact東日本選手権2016に続き、26日(日)には豊中市の武道館ひびきにてGround Impact西日本選手権2016が開催される。同大会には東日本選手権のアダルト柔術黒帯オープンクラスで激闘を繰り広げた関根“シュレック”秀樹と伊東元喜が同じクラスに連続参戦する。果たして、2週続けての両者の対戦は見られるのだろうか。

Text by Takao Matsui

「年齢的にも43歳なので、来年に結果を出して集大成にしたいと考えています」

東日本選手権アダルト黒帯オープンクラスで圧勝した関根は、大粒の汗を拭きながら、丸く太い指に目を落とした。見れば、左手の中指がテーピングでぐるぐる巻きになっている。このケガは昨年のアブダビコンバットで試合をした際、指からバイ菌が入り、手術をして爪から先がない状態になってしまったという。他にもケガが多く、満身創痍で戦っているそうだ。

ただし、そんな状況をまるで感じさせない動きを関根は見せていた。オープンクラスの初戦はチャールズ・ガスパーと戦ったが、体格差があったとはいえ、引き手を切っての素早くパス。さらに突っ込み絞めであっさりと勝負を決めた。目の前でライバルの戦いを観戦していた伊東は、「決勝はケガしないようにがんばりますよ」と一言。

関根と伊東の対決は、今回で3度目。過去2戦は、いずれも関根が勝っている。それでも関根は「柔道で県大会の代表になった選手なので、自分とは実績が違います。立ち技だと苦戦するので、下のポジションで勝負しました」と伊東のことを必要以上に警戒していた。伊東は試合巧者で、初戦となった宮地一裕との試合も前半こそ腕十字やヒザ十字で極められる寸前に見えたが、「できるだけ体力を使ってくれと思っていた」と後半になって逆襲し、絞めで仕留めた。

一瞬でも油断すれば負ける──関根はそう考えていたに違いない。巨漢+テクニック+スピード。多くの武器を持つ関根でも、伊東のことを侮れないと気を引きして戦っていた。引き込みからスイープを決めて、一気にヒザ十字固めを仕掛けて勝負に出た関根。だが、これは伊東がエスケープに成功する。ここを勝機と見たのか伊東は、ベリンボロ系の動きでバックに回ろうとするが、寸でのところで関根に潰される。

この後、マウントを奪った関根はハーフに戻した関根のスイープ狙いに合わせて再びヒザ十字へ。ロールする前に伊東はタップした。短時間決着ではあったが、目まぐるしい攻防の中で、まるで両者は会話を楽しんでいるよう試合であった。

戦い終えて勝者となった関根は、語る。

「伊東選手は関西柔術を支えるカリスマですし、いちファンとして応援しています。生き様が好きなんです。久しぶりに戦えて嬉しかったですね」

敗者となった伊東は、こう言った。

「やはり強かったですね。でも、やれなくはないかな。パスもいけそうな感触があったんで。1週間後は、もっと追い込んで、本気の顔にさせてあげますよ」

Ground Impact西日本選手権2016で両者はあいまみえることとなるのだろうか。

なお関根は今後、西日本選手権、オープンマスターズ選手権、全日本選手権、アジアオープンなどに出場する予定で、来年の世界選手権をゴールに有終の美を飾る計画を立てている。

■GroundImpact東日本選手権2016主なリザルト

【団体表彰キッズカテゴリー】
優勝  パラエストラ千葉
準優勝 パラエストラ小岩
3位  SHOOTO GYM K’zFACTOY 

【団体表彰】
優勝  MAX柔術アカデミー
準優勝 CARPE DIEM
3位 PDBJJ Ogikubo

【アダルト黒帯】
【ライトフェザー級】
優勝  宮地一裕(修斗ジムroots)
準優勝 山田悦弘(ポゴナ・クラブジム)
3位 加藤木俊介(トライアル)

【フェザー級】
優勝  大塚博明(PSBJJ Ogikubo)
準優勝 茶圓俊平(ねわざワールド)

【ミドル級】
優勝  チャールズ・ガスパー(IMPACTO JAPAN B.J.J)
準優勝 伊東元喜(柔専館)

【オープンクラス】
優勝  関根“シュレック”秀樹(ブルテリアボンサイ)
準優勝 伊東元喜(柔専館)
3位  宮地一裕(修斗ジムroots)
    チャールズ・ガスパー(IMPACTO JAPAN B.J.J)

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