【LFA223】ATT所属アゼルバイジャン×キルクリフ所属ウズベク。前者ハサノフがファジロフをカットでTKO
【写真】攻めづかれするほどのパウンドを落として行った(C) LFA
スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは21日(金・現地時間)にニューヨーク州ナイアガラフォールスのセネカ・ナイアガラ・リゾート&カジノで開催されたLFA223「Francischinelli vs Piersma」から、プレリミメインで組まれたファルマン・ハサノフ×アブドゥラクマン・ファジロフのウェルター級マッチの模様をお届けしたい。
Text by Manabu Takashima
キャリア3勝0敗ながら、LFAで2勝のハサノフはATT所属の30歳のアゼルバイジャン人ファイター。対してウズベキスタンのファジロフは6勝0敗と負け知らず、キルクリフFC所属の32歳だ。コーカサス×中央アジア、ATT×キルクリフFC、地域とジムの両面でパワーハウス対決となった一番の行方は――。
<ウェルター級/5分3R>
ファルマン・ハサノフ(アゼルバイジャン)
Def.1R4分58秒 by TKO
アブドゥラクマン・ファジロフ(ウズベキスタン)
左ローのファジロフに対し、ハサノフが右オーバーハンドを振るう。右ローを蹴ったハサノフは、左から右で前に出る。ファジロフもショートのコンビを見せてクリンチへ。ヒザを入れたハサノフが離れる。ファジロフは右カーフを蹴り、左に右オ―バーハンドを打っていく。
右目じりをカットしたハサノフはジャブを伸ばしながらも、圧を高める。ジャブから右を狙うハサノフはダブルレッグからアンクルピックでテイクダウン。ケージを背負って座るファジロフだが、ハサノフの肩で押し込まれ左で殴られる。サハロフは立ち上がり、左右のパウンドを打っていく
ファジロフはレッスルアップも、テイクダウンを奪い直したハサノフが左の拳、さらに右ヒジで流血に追い込む。動きが止まったファジロフに勢いのある左右のパウンドをハサノフが続ける。
クローズドガードを取るファジロフ。ハサノフも攻め疲れか動きを止める。と最後の15秒を切り担ぎパスに出たハサノフが、スクランブルからバックを伺い、正対したファジロフが離れたところでレフェリーがブレイクを命じた。
結果、米国MMAでは非常に珍しいことだが――ここでドクターが早々に試合をストップし、ハサノフのTKO勝ちが宣言された。
初回終了2秒前のTKO勝ちを手にしたサハロフは満面の笑みを浮かべた。










