この星の格闘技を追いかける

【BFC44】いよいよライト級決勝戦、フレイレ×チャンドラー

FreireベラトールFC、3年の歴史で最も盛り上がりを見せているシーズン4も、いよいよ2大会を残すのみとなった。今週末、14日(土・現地時間)にニュージャージー州アトランティックシティのシーザース・リゾートで開催されるBFC44は、世界ミドル級王者ヘクター・ロンバードがノンタイル戦で、フィラニコ・ヴィターレと対戦。トーナメントは、ライト級ファイナルが行われる。

【写真】実弟パトリシオのミドル級王座奪取と、自らのライト級王座戴冠。兄弟同時、ベラトール制覇まであと2試合となったパトリッキー・フレイレ (C) KEITH MILLS

元WEC世界ライト級王者でトーナメント本命だったロブ・マックロー、シーズン1&2の準優勝者トビー・イマダを鮮烈な連続KO劇で下し、決勝進出を決めたパトリッキー・フレイレ。強烈なパンチと、鉄壁のガードワークを持つチーム・ノゲイラの新鋭の対戦相手は、エクストリーム・クートゥアー所属のマイケル・チャンドラーだ。

フレイレの派手な連勝に目を奪われがちだが、チャンドラーもマーチン・ヘルドとロイド・ウッダードを相手に、まるでデビュー直後のマット・ヒューズのような勢いを見せている。チャンドラー最大の武器は、ミズーリ大学レスリング部で2年間に及びキャプテンを務め、ディヴィジョン1でオールアメリカン・レスラーにも輝いているレスリング能力の高さだ。抜群のテイクダウンの強さと、パウンド、寝技でも果敢なパスに加え、首系の技でフィニッシュできるスタイルで、ファイナルに駒を進めてきた。


Chandler【写真】怒涛のダブルレッグに入ることができれば、トーナメント優勝に近づくマイケル・チャンドラー (C) KEITH MILLS

このライト級決勝戦、勢いはフレイレにあると見られがちだが、彼がここまで戦ってきた相手はビッグネームでこそあれ、チャンドラーのようにテイクダウンが主軸のファイターではなかった。テイクダウンを中心に試合を組み立て、トップキープを武器とするチャンドラーのようなタイプと戦うと、フレイレの間合いが如何に変化するのか気になるところだ。

一方、チャンドラーも同トーナメントではフレイレのような、強い打撃のプレッシャーの持ち主とは戦っておらず、決勝戦でもこれまで通り意に介さず、対戦相手の懐に飛び込むことができるのか否かも、勝負を占ううえで焦点となるに違いない。フレイレの打撃に負けず、チャンドラーがテイクダウンを奪うことができれば、絶対的に有利な状況下で試合を進めることも可能になるBFC世界ライト級王者エディ・アルバレスへの挑戦権が懸かった大一番だ。

4年半負け知らず、1引き分けを挟み20連勝中のBFC世界ミドル級王者ヘクター・ロンバード。この試合が7度目のBFCでのファイトで、今年になってもパスポートを持つ豪州で行われたCFCという大会で、ジョー・ダークセンをTKOで下し、自らが保持するCFCミドル級王座7度目の防衛に成功している。

今回はノンタイトル戦出場となり、対戦相手はハワイの人気者ファラニコ・ヴィターレ。米国本土での試合は2年7カ月振りとなる。常夏の島のフットボールヒーローは、類まれな運動神経を武器に柔術やボクシングを習得し、MMAデビューを果たした。しかし、元来の気質なのか勝負どころで気持ちが途切れがちで、そのことをまた気にしている様子も感じられなく、UFCやストライクフォースというメジャーでは、成功を手にすることはできなかった。

一見、ノラリクラリと戦うヴィターレの術中にハマれば、テイクダウンから早急に試合を決めないと、手詰まりになることもしばしあるロンバードだけに、あわやという展開もなくはない。
が、現在はハワイのX-1を主戦場にしており、メジャーシーンから離れていたヴィターレと、BFCライト級王者エディ・アルバレスとともに、非ズッファ系ファイターのトップ中トップ=ロンバードでは、勢いの差はいかんともしがたいことが予想される。

■BFC44 メインカード

<ミドル級/5分3R>
ヘクター・ロンバード(豪州)
ファラニコ・ヴィターレ(米国)

<ライト級トーナメント決勝/5分3R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
マイケル・チャンドラー(米国)

<ミドル級/5分3R>
アレキサンダー・シュレメンコ(ロシア)
ブレット・クーパー(米国)

<バンタム級/5分3R>
アンソニー・モリソン(米国)
ブライアン・ゴールズビー(米国)

PR
PR

関連記事

Tokyo Int JJC

Movie